バッティングに大切なたった一つのこと
バッティングについてシンプルに考えましょう。
バッティングとは、バッターがバットを持って投手が投げるボールを打つことです。
そんな時にバッターが考えなければいけないこととは何でしょうか。
当然ながら様々な要素がある・・・と言ってしまえば元も子もないわけですが、理想的な状況を考えてみましょう。
バッターはすべての打席でホームランを打てるのであれば言うことはありません。
むしろ、３打席に１回ホームランを打てるだけでも超一流のバッターでしょう。
となると、バッターとしての理想は「ホームランを打つこと」と言うことになります。
では、細かな言い訳（？）は置いておいて、シンプルに「ホームランの打ち方」を考えましょう。
ホームランには打ち方があることを知っているでしょうか？（『ホームランの打ち方』）
どこか日本の野球はホームランの練習をすることが悪のように扱われています。
フライを打つとゴロを打つように指導されてしまう傾向にあります（『バッティングでどんどんフライを打っていく野球界にしよう』）。
しかし、バッターはホームランを打つ練習をすることでバッティングがシンプルになっていきます（『バッティングトレーニングの基本はホームランを狙うこと』）。
では、ホームランを打つためにはどうすればいいのでしょうか。
それは、
インパクトの瞬間のエネルギーを大きくすること
です。
他に必要な要素もありますが、今回の記事はバッティングの肝の肝の部分について記していくので、他の要素は過去の記事でご覧ください（『ホームランを打つためのバットへの当て方を知っていますか？』）。
バッターの最大の目的が「ホームランを打つこと」であるならば、バッティングトレーニングを行う最大の目的は「インパクトの瞬間のエネルギーを大きくすること」です。
つまり、
インパクトの瞬間のエネルギーが最大化するのであれば、どんなフォームでも、どんな筋肉量であっても、どんなスイングスピードであっても問題ない
ということです。
今までどんな常識があったとしても、「インパクトの瞬間のエネルギーを最大化」できないのであればバッターとして必要な要素とは言えません。
そんな常識は今すぐ無視しましょう。
では、次に考えなければいけないことは「インパクトの瞬間のエネルギーを最大化」する方法です。