バッティング練習をする前に打者の役割を説明できる人間になろう
野球という競技をするためには、「打者」と「投手」の存在が必要です。
そしてそこから、守備をする「野手」が存在し、ベンチで指揮をとる「監督」や「コーチ」が存在します。
さらに、そんな両チームで試合を行い、目の前の試合に勝利することを目指して、勝利を積み重ねることで何らかの優勝への道を歩みます。
野球という競技は、チームが勝利を掴み取るために、各選手がそれぞれの役割を果たすことで、より勝率を高めることができます(『野球はチームスポーツではありません。』)。
と、ここまでは野球人であれば誰もが知っている当たり前のことでしょう。
しかし、次のことを本気で考えてみたことはあるでしょうか。
それは、
チームが勝利するための選手の「役割」とは何なのか
というこです。
なかでも今回の記事では、「打者」が果たすべき役割とは何なのか考えていきたいと思います。
意外にも、上記のような当たり前のような質問に対して、明確に答えられる人があまりいません。
打者としてどんな役割を果たすべきなのかを考えずにバッティング練習を繰り返しても、実現したいものがはっきりしていないのであれば、それはかなり非効率な練習です。
むしろ疲労ばかりが蓄積されて故障のリスクを高めるだけなので、これからの野球人はバットを振るよりも頭を使うトレーニングをしましょう。