あの名球会も後押ししている大会があります!
さて、昨年は、アマチュア野球の大会やプロ野球を数々見てきましたが、その中でも最も私が素晴らしい大会だっだと思った大会があります。
それは、
「福井フェニックス杯」
です。
昨年から名称変更がされ
「プロ野球名球会フェニックス大会in福井」
となりました!
そうです、その名の通り、あの名球会も後押しする大会です!
みなさん知っていましたか?
実は、昨年で17回目を迎え、全国より約60チームが参加した由緒ある大会なんです!
今まではボーイズリーグの大会だったのですが、昨年からは、ボーイズ、シニア、ヤングリーグなど団体の垣根を取っ払い、さらには韓国の代表選手も参加するという革新的な大会です。
「野球の伝統は残しつつ、新しい野球へと変えていきたい!」という主催者側の強い思いに呼応される形で規模が大きくなっていっています。
小学生といった小さな時から、野球に取り組む意識を変えていけるようなサポートは大人がしていかなくてはいけません。
大会においては食育という「食」の観点から学ぶこともできるという「野球人」にとってはかけがえのない大会です。
そんな魅力的な「プロ野球名球会フェニックス大会in福井」を主催している井上氏にインタビューさせて頂くことができました!
ぜひ、この機会に「プロ野球名球会フェニックス大会in福井」について知って頂き、ぜひ皆さんも参加を検討されると良いと思います♪
ちなみに井上氏はアメリカ独立リーグでも活躍された野球人で、引退後会社を経営する傍ら地元の福井で、野球活性化に向け尽力されている方です。
では、以下インタビュー内容になります!
まずは大人が背中で夢を示してあげること
-大竹
井上さん、本日は弊社メディアのためにインタビューにお答えいただいたこと誠にありがとうございます!
本大会の趣旨、および、井上さんの大会にかける思いを教えてください。
-井上氏
フェニックス大会に関して取材をしていただきありがとうございます。
とくに前回の大会ではかなりの思い入れがありました。
それは、以前までのフェニックス大会とは異なり、新しい取り組みをたくさん試みたニューフェニックス大会という感じでした(笑)。
フェニックス大会は過去の16年間、ボーイズリーグに所属する私の父が監督を務めるチームが主催して行なわれている大会でした。
しかし、前回の大会からはそのチームの手を離れ、シニアリーグなども参加する、いわば、リーグの垣根を越えた大会となり、極め付けは、あの名球会様の後押しも受けながら開催することができました。
私を含めた、主催者側の「地元福井を盛り上げたい」、「子どもたちが参加して良かったと心から思える大会にしたい」、その一心に周囲のたくさんの方にお応え頂けた大会だと思っています。
-大竹
私も井上さんの意見や、想いと同じで、今後の野球界の発展は、今の子どもたちから作っていく必要があると思っています。
このフェニックス大会は、その思いが具体的に反映されている唯一の大会だと感じております。
なかなか理想はあっても、今まで行われている大会から大きく変化することはなく、今まで通りの単純なリーグ戦やトーナメント戦が続いています。
現在のフェニックス大会になるまでに様々なご苦労があったと思うのですが、具体的に教えていただけませんか。
-井上
私自身、責任者として本大会を運営しましたが、100パーセント上手くいったとはまだ思っておりません。
これはどんな大会を運営していても同じことですが、改善点が次から次へと出てきます。
しかし、これは、決してネガティブな話ではなく、「より良いものをつくりたい」、「もっと盛り上げていきたい」、「参加してもらえる方々や子ども達のためにもさらに上の大会を目指したい」、と思えば思うほど改善点だらけになります。
今回の大会も様々な方々にご迷惑をおかけしてしまいました。
しかし運営側も参加者側も含めて「良い大会を作りたい、子どもたちのためになることをしたい」その思いだけは世界中のどんな大会よりも負けないつもりで行いました。
その思いを守り続けたことこそが他の大会には実現できず、フェニックス大会では次の段階へ進めている理由ではないでしょうか。
発生した問題ということに関しては、どこの大会でも同じようなことがおきているのではないでしょうか。問題を解決したいと思うかどうかの違いだけではないかと思っています。
-大竹
ありがとうございます。
そうですよね、この北陸地区である福井という土地で、これだけの規模の大会をされるということはものすごいご苦労があったのだとひしひしと伝わってきます。
今後も我々大人が、子どものことを一番に考えて、必要のない野球界の垣根や常識を取っ払っていかなければならないと思います。
-井上
本当にその通りだと思います。生意気を言うようですが、ここ最近、諦めている大人多くありませんか??
「でも・・・しかし・・・したいけど・・・」
こんなことが口癖の大人が多くありませんか?
子どもには「夢をもて」というのにこんな言葉を言ってしまっているのが現状だと思います。
子どもたちは大人をお手本にしているんだと思うんですよね。
僕たちが夢をもち、夢を語り、戦う、そういうことに挑戦する大人がいなかったら、子ども達も絶対に夢なんかもちません。
完全にしらけちゃいますよ。
だからどんな不細工な形だっていい、自分がこんな大会にしたいんだ、という思いがあってフェニックス大会をやっていること自体が大切だと思っています。
子ども達のお手本である大人になろうという思いで未来を作っていけたらと思っています。
その象徴としてフェニックス大会を続けていきたいと思っています。
野球大会を中心としたきっかけづくりの場
-大竹
素晴らしいです! 確かにおっしゃる通りです。
周りばかり気にして前に一歩踏み出せない大人、言い訳しか言わない大人、逃げてばかりの大人、とても多いと思います!
その言葉を体現されたかのように、前回のフェニックス大会では、初めてプロ野球名球会からの後押しや、野球を通じての国際的な交流などもあったようですね。
名球会の学童向けの野球教室があったり、新たな取り組みも行われたと聞いております。
大会後は、日本の子ども達と韓国代表の子ども達が連絡先の交換をしたりするなど、とてもすばらしい光景があったと伺っております。
今後は韓国で大会が開催されたりなども予測できるのですが、そういった国際的垣根を取っ払った方向性もあるのでしょうか?
-井上
今回は「名球会」様のご好意で韓国代表チーム2チームの参加が実現し、国際的な交流の機会を設けることができました。
さらに、福井の学童チームに対する野球教室も「名球会」様にしていただきました。
韓国チームとの対戦の時にはびっくりするようなことがあったんですよ!
それは、韓国代表の選手は整列の時に相手選手にお守りを渡すんですよね。
だからといって何かあるわけではないんですが、小さいころから異文化に触れあう典型的な良い例だと思うんですよね。
国際大会では参加チーム同士でお守りを交換することはよく見る光景なんですが、国際大会に参加するチームはなかなかいません。
韓国代表と対戦する日本のチームの選手は感動していましたよ。試合が終わると帽子やシャツ、連絡先も交換してました。
大会が終わると韓国代表と対戦した日本チームから「韓国に行ってもう一度試合がしたいんですが」と多数のオファーをいただきました。
運営側としてもとてもうれしく感無量といった感じでした。言葉が通じなくても、スポーツを通じて、心は通じるんだなと思いました!
この国際交流はこれからのフェニックス大会でも大切なコンセプトの一つとして行い続けたいと思っています。韓国での大会開催もあり得ますよ!
-大竹
おおおお!本当に素晴らしい最高の大会となったのですね! 以降も継続してこの環境を、「伝統」となるまでに進めていって欲しいですね。
今後のフェニックス杯の展望や、目標、目的を簡単にお話しください。
-井上
僕がフェニックス大会を通して実現したことは、あらゆることの「きっかけ作り」です。
今後も名球会様と一緒に大会作りをしていくことは決まっているのですが、大切にしていることは三つです。
「リーグの垣根を越える」「地方を盛り上げる」「イベント性を高める」という3点です。
僕はイメージでいうと、「ベースボールフェスティバル」にしたいと思っています。
今回は大会として試合をすることのほかに名球会野球教室、スポーツ栄養士、フードアクションニッポンと共同で作ったスポーツマン弁当、観光アピールなど試合以外も取り組みを行いました。
こういった試合以外の要素を組み合わせることによって参加した選手や親御さんがこれからの人生に役立つような「きっかけ作り」をしたいと思っています。
この大会を通して地域を盛り上げる「きっかけ作り」になりたいとおもっています。
2016年大会からは福井以外でも、また日本以外でも大会を作っていく予定です。
2020年にはオリンピックもありますしね!
-大竹
そうでしたね!ただ野球だけやればいいわけでない。
そんな大会ではなく、フェスティバル的な片鱗をにおわせた大会だったと思います。
野球界を盛り上げていくようなさらなる企画を、フェニックス大会の発展を、期待しております。
弊社メディア、「takebat.com」「野球肩革命所」では微力ながらも応援し続けたいと思っています!
-井上さん
そうですね。
御社のメディアにご協力頂けることはとても嬉しく思っています。
自分も米独立リーグまで野球をやっていた立場として、御社の両メディアサイトは、今までの野球の常識をひっくり返しているような印象を受けます。
しかし、それでいて違和感がないとも感じております。それは本質を捉えているからではないでしょうか。
今までの野球の常識は机上の空論だったのかもしれません。言葉にできていなかったことが表現されているような印象を受けます。
ぜひ、我々も走り続けるので、御社も走り続けて頂きたい、未来の子ども達のためにも。
-大竹
ありがとうございます!頑張っていきます。
井上さんからのお褒めの言葉をいただきやる気マックスです。笑
井上さんこの度はお忙しい中、弊社のメディアサイトである「野球肩革命所」「takebat.com」に関しての取材にご協力頂いきましてありがとうございました!
フェニックス大会の詳細
FBページ:第17回プロ野球名球会フェニックス大会in福井