野球選手の大半は実はおかしいことに気づいている
新しい考え方を取り入れていく方法は簡単です。
なぜなら
既に野球選手の大半はオカシイことに気づいているから
です。
野球選手を経験したことがある人なら一度は、監督やコーチ、先輩が言っていることに対して疑念を持ったことがあるはずです。
しかし野球界は、縦社会の傾向が強い業界であるため、否定する余地もなければ、自分が正しいかどうか調べる方法も少なかったため、疑念を持っても有無を言わさずやらされるしか選択肢がありませんでした。
ところが、監督やコーチ、先輩が言っていることが全て正しいなんてことはありえません。
そして、それらの物事が正しいかどうか調べる方法が現代の世の中にはたくさん存在しています。
目上の方の言うことを否定することと礼儀を欠くことは別問題です。
各々の選手が自分で考え、自分で調べた上で、自分で決定していくことで新しい考え方を業界に吹き入れることができます。
しかし、その上でどうしても必要な考え方があります。
それは
監督、コーチ、選手が意見を交換できるような環境が必要
だということです。
つまりは、チーム間での会話が重要だということです。
監督やコーチも全てのことを知っているわけではありません。
選手も人生経験が乏しいため、考え方が偏りすぎることがあります。
そのため、監督やコーチ、選手など全ての人を巻き込んだ上で議論を交わす場が必要です。
その上で、選手が決定していくことを尊重し、その決定を徹底サポートする体制がチームには必要不可欠になっていくでしょう。
当然ながら、自分で考えない選手は取り残されていくことになるかもしれません。
全く言うことを聞かない選手も現れるかもしれません。
しかし、それは今も昔も変わらず、大切なことはそんなことではないはずです。
野球選手は基本的に練習時間が長すぎる上、練習の日数が多すぎます。
練習をしている時間をスタッフとのコミュニケーションの時間に充てれば、慢性的な疲労から抜け出せる上にパフォーマンスまで高められるという一石二鳥の方法がとれます。
野球界の練習方法は出尽くしている感が漂っていますが、少し考え方の方向性を変えるだけで、いくらでもノビシロがあることに気づくはずです。
全ての考え方を一度白紙に戻して考えてみましょう。