打者がバッティング練習ですべきことは1つだけ

ドミニカの少年達はバッティング技術なんて練習しない

メジャーリーグで多くの選手が活躍するドミニカ共和国のベースボールアカデミーの状況をご存じでしょうか。

ドミニカのアカデミー(15歳以下の選手)では、投手は皆が「ノーコン」で打者は「ブンブン丸」ばかりです。

そこにいった日本人の指導者が、その状況では試合にならないため、投手には「ストライク」を投げるように指導し、打者には「バット」に当てることを意識するように伝えたそうです。

その時に、選手から以下のようなコメントが返ってきてカルチャーショックを受けたようです。

「(投手)なんでそんなことするの?だって速いボール投げればメジャーからスカウトが来るじゃないか」
「(打者)なんでそんなことするの?だって遠くに飛ばしていればメジャーからスカウトが来るじゃないか」

ドミニカの選手の目標はハッキリしています。

メジャーリーグにいって活躍することしか頭にありません。

そしてその中で過程をいかに楽しむかしか考えていません。

ドミニカでは15歳以下までは、組織的な練習はほとんど行わないそうです。

何もドミニカのベースボールがすべて正しいとは言いません。

しかし、日本の野球には「部活」としての「教育的要素」が多く含まれています。

そのため「野球」という競技の本質以外で語られる内容が多々あります。

そういった「部活」としての一面以外の「野球」の形があってもいいのではないでしょうか。

本気でプロを目指し、合理的な形で練習を進めていくような「野球」があってもいいのではないでしょうか。

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