バッティングで実現しなければいけないこと
「フルスイング」だけしていれば大丈夫と言われても心配な人もいるでしょう。
また、どうやって「フルスイング」すればいいのか分からない、自分が「フルスイング」できているかも分からないという人もいるでしょう。
では「バッティング」を上達させるためには何を実現すればいいのでしょうか。
あくまで「フルスイング」ができることが大前提の話であることを念頭に置いてください。
それは、
自分の身体全体の力をロスすることなくインパクトの瞬間に100%伝えられる身体の使い方をすること
です。
これさえできれば、「スイング」や「フォーム」に正解なんて存在しません(『バッティングフォームは作ろうとしてはいけません。』)。
人間は何かの「動作」をする時、必ずたくさんの関節や筋肉、骨、神経を活用して動いています。
各部のエネルギーが伝達される時、エネルギーの伝え方が悪いと伝達の過程で力をロスしてしまっています。
反対にその伝達がスムーズにいけば、一つの「筋肉」だけでは到底生み出せないようなエネルギーを発揮することができます。
しかし、ここで一つ問題が発生します。
それは、
身体の効率的な使い方は人それぞれであること
です。
人間の身体というのは、外見上は似通っていても、各部を詳細に見ていけば全くの別人です。
さらに、昨日の自分と今日の自分というレベルでさえ別人と言っていいほど異なります。
そんな人間の「効率的な使い方」なんてバラバラすぎで指導のしようもありません。