体幹って本当に意味が分かって使ってますか?
野球界では「体幹トレーニング」が流行っています。
そのトレーニングの内容を見ていくと、主に「腹筋」や「背筋」を手を変え品を変えトレーニングしているものばかりです。
これでは「体幹トレーニング」としては不十分で、むしろ大した意味がないということをご存じでしょうか。
そもそも「体幹」とは何を意味しているのでしょうか。
野球界の現状を見れば、「体幹」を適切に捉えている人は皆無でしょう。
「体幹」とは「腹筋」や「背筋」だけを指す言葉ではありません。
「体幹」という言葉はもっと広く、厚みがあります。
そして中身までもあります。
それなのに、「腹筋」、「背筋」という極表層的な部分しかトレーニングしていません。
本来の「体幹」で言う所の10%程度でしかないでしょう。
なぜなら、
体幹とは、鎖骨から肩甲棘(けんこうきょく)を結ぶ線から下方、上肢下肢を除く部分
の事を指します。
つまり、腕の付け根から内側、足の付け根から上側、首から下のことを指して「体幹」と言います。