野球選手が腹筋や背筋を鍛えても意味がない

腹筋や背筋を鍛えても体幹は強くならない

野球選手が「鍛える」の意味合いを間違えてしまっている良い例があります。

それは「体幹トレーニング」を見れば分かってきます。

巷で流行っている「体幹トレーニング」も、紐解けばその大半が「腹筋」や「背筋」を筋トレしているものばかりです。

しかし、「体幹」とは「腹筋」や「背筋」を筋トレしても強くなりません。

なぜなら

「体幹」は「腹筋」や「背筋」だけのことを指しているわけではないから

です。

ほんの一部を筋トレしているに過ぎません。

筋肉量や筋肉の固さばかりに目が行ってしまっているため、「体幹」を正しく捉えられていません。

この考え方を「体幹の使い方」と考えてみれば本質的な問題が見えてくるはずです。

そもそも「体幹」とは

「斜角筋」、「肋骨周辺の筋肉」、「内臓」である「肺」、「心臓」、「肝臓」、「胃」、「膵臓」、「十二指腸」、「小腸」、「大腸」など首から下で鼠径部より上のエリアすべて

を指す言葉です。

これらのエリアを活用して、身体が傾いたら瞬間的に重心位置を元の位置に戻すような反射が機能する状態にしていくことです。

そのためには、「腹筋」や「背筋」を筋トレしたところでどうすることもできません。

むしろ一部分の過度なトレーニングは各筋肉の連携を断ち切ることになるので、野球選手にとって必要なトレーニングからはかけ離れていることになります。

本当の意味で体幹を鍛えるためには、 体が安定する重心位置を確認すること、「呼吸」によってお腹周辺を動くようにしておくことです。

 

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