野球選手を引退したら野球界を離れるススメ
野球選手だけではありませんが、多くのアスリートは自身の競技に選手として引退したあとでも関わり続ける傾向にあります。
トップアスリートほど言えることですが、野球という環境で育ってしまったスポーツ選手は、野球の世界のことしか知りません。
そのため、一般社会に放り出された時に、社会に適応できない傾向にあります。
とくに野球選手は、社会に適応しにくい傾向が強いといえます。
なぜならその他の競技のアスリートはオリンピッククラスであっても、一般的な会社に所属している選手がたくさんいるため、比較的世間離れしにくい傾向にあります。
それを証拠に有名選手だった選手の引退後の人生が悲惨なことになっていると噂でよく聞きます。
少し前で言えば薬物に絡む大事件がありましたが、あれはほんの氷山の一角にすぎないでしょう。
さらに、この閉鎖的な環境は引退後に指導者となったとしても弊害になるとtakebat.comでは考えています。
なぜなら視野が野球の世界の範囲でしかないため、革新的な野球界を発展させるようなアイディアが生まれることはありません。
できたとしても、過去の教えを踏襲するだけで、劇的な変化は望めないでしょう。
その結果が、現在の野球人気の低迷となっているところを見れば、よほど野球界は変化していないといえます。
そこで、私が野球選手が引退をしたあとにオススメすることがあります。
それは、
引退後は、野球関係に一切関わらない仕事をし、10年ほどは野球界から離れた生活を送るべき
だと思っています。
そこで、一般社会について学ぶ時間が必要だと思います。
そうすれば、野球選手の環境が、スポーツを行える環境が如何に恵まれていることであるか気づくはずです。
それと同時に、野球に対する感謝の気持ちや、恩返ししたいという純粋な気持ちを得ることができるでしょう。
さらに、野球以外のジャンルで手に入れた情報や考え方によって、その考え方を野球選手に置き換えればあらゆる野球界の発展の可能性が見えてくるでしょう。
そして野球界の今後の発展を支える人材になっているはずです。
それは、外部の人間にも、内部に居続ける人間にもできません。
内部を知っている上で広い視野を持った人間にこそ野球界を大きく変えることができるでしょう。
野球だけが稼ぐ方法でもありません。
現役時代より稼ぎ出すことだってできるはずです。
野球界を辞めたあとは、再び何かに弟子入りするぐらいの覚悟で野球選手を全うして欲しいと思います。