「タメ」は「テイクバック」をとることではない
始めに「タメ」として勘違いされやすいものとして「テイクバック」があります。
しかし、「テイクバック」は「タメ」と関係ありません。
むしろ「テイクバック」を取ろうとすればする程、「タメ」はなくなっていきます(『バッターがテイクバックをとらないのはこれからの常識』)。
では、「タメ」の正体とは何なのでしょうか。
それは、
リラックストリガーロックという状態をとること
です。
「リラックストリガーロック」とは、
体はリラックスしているが、力が蓄えられている状態でエネルギーが蓄積されている構え方
のことをいいます。
言葉にすると難しいですが、実際に一流打者の大半は、バッティング時に一瞬「リラックストリガーロック」の状態をつくっています(『森友哉・中村剛也・落合博満選手のバッティングの共通点』)。
いくら好打者でも、この「リラックストリガーロック」がとれなくなると、「ボール」に泳がされ、変化球に対応することができなくなります。
「タメ」と聞くと、「テイクバック」をしっかりとり、助走を目いっぱいつけて振っているような錯覚に陥ります。
しかし正反対で、
力を可能な限り抜いた瞬間をつくること
だったのです。
とはいえ100%脱力すると「バット」すら持つことができないため、「関節」や「骨」などの角度などによって、「バット」がでたがっているものをストップし、あるきっかけで、瞬時にバットが出てくるという状態を創る必要があります。
そんな状態のことを「リラックストリガーロック」と言います。
もっと詳しく「リラックストリガーロック」について知りたい方は、『テイクバック不要論を支える根幹のテクニック ~リラックストリガーロックの秘密~』をご覧ください。