野球の適切なフォームは「子ども」の方が知っている
実は、人間にとって適切なフォームというのは、「大人」より「子ども」のほうがよっぽど知っています。
それは本能的にという意味です。
「赤ちゃん」にボールを投げさせると、右手で投げると必ず右足が前に出ます。
しかし、大人が投げるとどうなるでしょうか?
「右手」で投げると「左足」が前にではないでしょうか?
歩き方も同様のことがおきます。
小さいころは、右手右足、左手左足で歩きますが、大人は逆になります。
なかには緊張してしまって同じ方向で歩く大人もいますが・・・笑(これもある意味本能的?)
と冗談はさておき、大人でもちゃんと身体を理解している人は右手右足、左手左足で動いています。
赤ちゃんに比べ、手足が長いことから、見た目では判断が難しくなりますが、トップアスリートの陸上選手などは、「肩甲骨」や「骨盤」の単位で見ると、同じ方向が前に出たり後ろに下がったりを繰り返しています。
野球選手でも一部の選手は同じようなことが起こっています。
まずはイチロー選手。
左打ちで有名ですよね。
イチロー選手はバットスイングをして体は右回転した時、左足がつられて前方に出て行きます。
これは、右側の「骨盤」も回転と同じ方向に動いてくるため自然に動いてしまっています。
こういった体の使い方は人間の身体の構造本来の姿です。
効率よく動くことができているため、メジャー選手が投げたボールをあの細い体でも軽々とスタンドインさせてしまうのもうなずけます。
これらは本能的な部分が乏しくなってきている「大人」よりも、小さな「子ども」のほうが純粋で人間の体本来の動きが全面に出てきます。