オフシーズンの過ごし方
プロ野球や社会人野球を見ていると、冬にはシーズンオフという形で自主練となるケースがよく見受けられます。
小学生の時は冬休みになったり、中学生でも自主練期間にあてられるようなところもあるようです。
そんな時、
あなたならどのような自主練をやっていますか?
どのような自主練をやることが野球選手にとって必要だと思いますか?
プロ選手や社会人・大学野球の若手選手は「自主練」と言われると、「強制的に練習しなければいけない」という認識が強いように思います。
これは暗黙のルールのようになっているのではないでしょうか。笑
なぜならオフシーズンに「自主練」をしていなければ、先輩やコーチに説教されてしまいます。笑
そのため、特に若手選手は「自主練」を行うようにしていると思いますが、大半の選手は、
「ジャンバーをきて、ジョギングで汗を流し(といっても実は前の日の酒をぬいている。笑)、ウエイトルームで筋トレをして(といっても実はやっているふり)終わり・・・調子がよければキャッチボール。」
といった形を小一時間程度行っているのが現状ではないでしょうか。
少し悪意のある書き方をしてしまいましたが、冷静に考えてこのような練習に意味はあるのでしょうか。そもそも遣らされ感でやる練習に意味はありませんし、仮にこの内容を真剣に取り組んでいたとしても、それは試合で結果を残すためのものでしょうか?
以前、記し、反響がかなりあった記事の「【取扱注意】確実に試合にでる小悪魔的手法」的には多少なりともありなのかもしれませんが。笑
オフシーズンに必要な練習とは
やらされ感でやる練習に意味がないのは当然なのですが、では、どのような練習をオフシーズンにやることが、試合の結果に結びつく練習なのでしょうか。
この答えは、今までの記事をご覧になって頂けている方であれば、勘づかれていると思われますが、「筋トレ」などの記事でお記したように、試合で結果を残すための練習、つまりは冬場やオフシーズンであれ「技術練習」をしなければいけません。
投手ならピッチング、打球の処理、打者ならノックを受けたりバッティング練習をしたりすることです。
オンシーズンは細かな技術の修正はなかなかできないので、オフシーズンにこそ徹底的にやるべきです。「技術練習こそ」が一番のトレーニングであり、トレーニングとは「筋トレ」ではありません。
技術あってのプレーヤーですが、筋肉あってのプレーヤーではありません。
環境など(雪など)が原因で、思ったような練習がやりにくくても、工夫次第で、自分に必要なトレーニング方法は編み出すことができるはずです。
技術は常に磨いていく必要がありますので、1年間通じて取り組まなければなりません。というより極論を言えば、技術だけあれば他はなくても構わないという言い方もできます。
みんなと同じ練習をしていれば、結果はみんなと同じになります。何か秀でたものが欲しかったり、他の選手より上手くなりたい、試合に出たいと思うのであれば、みんなと同じ練習をしていたのでは何も変化はありません。
いち早く、「とりあえずやる練習」から抜け出し、よく自分で考え検証しながら、練習に取り組んでいきましょう。