テイクバックをとらないのはこれからの常識
テイクバックをとらないことは昔から実力者の間では語られていることでした。(『王貞治氏を育てた男 荒川博氏が語ること ~テイクバックはいらない~』)
テイクバックをとらないことによって、バッティングのインパクト時に100%の力を伝えることができるようになります。
つまり、力強い打球が打てるようになるということなので、打球もそれに合わせて飛距離がでることになります。
打球が飛ばないことで悩んでいる人の大半の原因はテイクバックをとってしまっていることにあります。
・『打てない原因はテイクバックをとるから ~野球の常識はスポーツの非常識~』
・『テイクバックをとればとる程 打球が飛ばなくなる事実』
・『テイクバックをとるとボールが揺れる?! ~テイクバックをとるから打てません~』
「takebat.com」ではテイクバックをとらないことを推奨しているわけですが、よく聞かれる質問があります。
それは、
テイクバックを適切にとっていないことをどのように確認すればいいのか?
というものです。
テイクバックをしているか否かというのは意識しすぎてはなかなかできないものです。
それは、ボールを打ちに行く瞬間の話のため、意識下ではない領域での話なので、意識することが難しいものです。
仮にそんな時に、テイクバックへを意識するとボールに意識が行きにくくなってしまいます。
これではいつまでたっても解決しません。
テイクバックをとらないことの確認方法とは
ではどのようにすれば、そのテイクバックをなくしていきながら、スイングを変えていくことができるのでしょうか。
そこで、一番良い方法は、ビデオを撮ってもらい確認する方法です。
しかし、これにはポイントがあり、
1球1球撮ってはスイング、撮ってはスイングを繰り返す
必要があります。
なぜならテイクバックを取らないフォームを意識に刷り込ませていくためには、何度も確認していきながら徐々に行わなければならないためです。
この確認方法を繰り返し、意識と実際のフォームに誤差がなくなってきた時、そのフォームではテイクバックはとっていないということになります。
動作と意識には誤差がある
人間の動作と意識には必ず誤差が存在しています。
実際に理想通りのフォームでスイングしていたにもかかわらず、事実は異なっていた
なんてことはよくある話です。
その原因は人は忘れる動物だからです。
友人が髪の毛を切ったとしても友人だと認識されますよね。
これは記憶の問題で、髪の毛を切っていない顔を忘れることで、髪の毛を切った顔がその友人だと判断するということなんです。
記憶がなくなると困ることもありますが、忘れられないことも困るわけです。
つまりバッティングのフォームで言えば、
ビデオにおさめた動画と、自身のスイングのすり合わせが出来る中で意識と実際の誤差をできるだけなくす
ように確認しながら行うと良いでしょう。
最終的には、何も意識ぜずにテイクバック取らないようにしなくてはなりません。
それができて初めてマシンのボールを打つ意味が現れ、試合形式での練習にも意味が生まれます。
意識しないとできないうちは、まだまだスイングを意識して徹底的にマスターする方法が賢明かと思います。
テイクバックひとつで劇的にバッティングが変わるのですから、是非短期間でも良いので必死に行ってみたいですね。