プロ野球選手として闘うために必要なことは甲子園では学べない
プロとして闘うためには
「勝負に勝つ」という視点
しか必要ありません。
極端なハナシで言えば、チームが勝つ必要すらありません。
ライバルに勝っていれば問題ありません。
そしてライバルに勝つためには「誠実さ」だけでは勝ち抜くことができません。
ある意味では「ずる賢さ」や「卑怯さ」も必要になってくる場面があります。
甲子園のようにフェアプレーを意識すると、これらの「ずる賢さ」や「卑怯さ」を否定する場面がよくあります。
しかし、
「勝負」の鉄則は相手の弱みに積極的に付け込むこと
です。
勝負の世界で生きていくためには「ずる賢さ」や「卑怯さ」が必要になってきます。
甲子園は輝かしく大きな感動を与えてくれる反面、勝負の世界からは少しそれたところで戦っているという自覚も必要になってくるでしょう。
ただ、甲子園ほど自分を売り込むチャンスは存在しないので、冷静にプロを見つめている選手にとってはアピールの場として割り切るのも必要な考え方でしょう。
現在の甲子園のカタチを否定する気は全くありません。
しかしそれと同時に、「勝負」にこだわり、プロだけを見つめる選手の存在も否定することはないと思うのは私だけではないでしょう。
「甲子園に出場してプロを目指す」以外の様々な道を模索しなければ、野球全体として人気低迷に歯止めがきくことはないでしょう。
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