野球選手にクッション性の高いシューズは危険
野球という競技は、使用する道具の数が比較的に多いスポーツです。
バットやボール、スパイク、グローブなど数え上げると様々なものが存在しています。
野球界のレベルが過去に比べて上昇している裏には、野球の技術論や練習方法の開発は当然のこと、道具の進化が大きく関わっています。
中でもここ数十年の内に野球用のスパイクは目覚ましい変化が起きています。
私が現役で行っていた約10年前と比較しても大きな変化です。
ほんの10年前には、スパイクの底は革製でフラットな造りでした。
また、スパイクの歯は釘止めで、数週間ほどの時間をかけて徐々に自分の足へと馴染ませていくスパイクが主流でした(というよりそれしかなかった)。
しかし、最近のスパイク事情は大きく異なっています。
現在の主流は
かかとが高くなりクッション性に優れいているスパイク
です。
かかとの高いシューズは昔からランニング用として取り入れられていましたが、今ではスパイクでもかかとの高いものが増えています。
かかとを高くしている理由は足への負担が軽減されるという触れ込みです。
果たして、野球選手のシューズやスパイクはかかとが高くなっている方がいいのでしょうか。
答えから言えば、
野球選手はできるだけ靴底がフラットでクッション性の低いものがいい
ということをご存じでしょうか。