野球人生には常にタイムリミットが存在しています。
野球人生の終わりはプロになれなかった瞬間だけではありません。
小学生の頃に始めた野球は年齢を重ねるごとに次々とふるいにかけられていきます。
つまり、野球をしている人全てにプロ野球選手に挑戦する権利すらありません。
プロに行くためには、常に補欠ではまず不可能です。
プロ野球選手になるためにはスカウトマンに可能性を評価されなければなりません。
そのため試合に出場していないことには始まりません。
常にベンチにいたり、スタンドにいたのであれば、評価の対象から外れてしまいます。
また、同じ試合でもより注目度の高い試合に出ている方が有利になることは明らかです。
野球は9人で行うスポーツなので、周りの選手が優秀である方がよりプロ野球選手になる可能性が高くなります。
小学生の間は、レギュラーとして試合に出場し続け、中学生の間はシニアリーグにいき、同じくレギュラーとして試合に出場し続け、アピールができて始めて、高校の強豪校からのスカウトを受けることができます。
その後は甲子園に出場し、大学や社会人でも試合に出場し、プロのスカウトマンに評価され、初めてドラフト指名を受け、プロ野球選手になれます。
当然ながら、全ての選手が同じ流れであるわけではありませんが、大半のプロ選手がこのような流れの中でプロ野球選手になります。
しかも大半はエースで4番といった中心選手の集まりです。
そしてプロになっても闘いは続きます。
さらに技術だけの問題ではなく、怪我や故障によって大切な試合やシーズンを棒に振ることもあるでしょう。
こんなことを考えていると、プロ野球選手として野球で生活していくことが如何に狭き門か感じられるでしょう。
そして如何に短期決戦か感じられるでしょう。
そんな野球人生を考えた時、あなたの練習内容で十分でしょうか?
量のもんだではなく質の問題です。
あなたの成長速度で間に合うでしょうか。
どんな人に言われたとしても、あなたが無駄だと感じているようなことをやっている暇なんてありません。
次々と新しいことを取り入れてライバルに差を付けるように取り組み、検証した上で意味がなければすぐに辞めて新たなことに取り組みましょう。
周りと同じことをやっていても勝てません。
だからと言って人一倍の量をやったからといっても勝てません。
野球選手は場バットを持つ前に頭を使った方が得策でしょう。
考えない人が多いので、少し考えてみるだけで多くのライバルに打ち勝つことができるでしょう。