人間は非効率な動きでもバッティングができる
ところで、人間の体は非効率な動作を繰り返すとどうなるかご存じでしょうか。
非効率な動き方をしていると動作を実現できないのでしょうか。
実は、
非効率な動作を繰り返し続けると「適応」してしまいます。
そのため、非効率な動きを続けていたとしても、人間は気づくことなく、その非効率な動きを続けてしまいます。
その「適応」した結果いきつく先はなんでしょうか。
「適応」した所で、人間の身体が無理を続けている事実に変わりありません。
つまり、
・骨棘(こっきょく)
・半月板損傷
・靭帯断裂
といったいわゆる故障・怪我につながります。
非効率な動きに適応していた事実に気づくのは、故障・怪我をしてからです。
というより故障や怪我をしても気づかない人が大半でしょう。
なぜなら
故障した時に意識する部分は痛みがでた部分だけだから
です。
少し内容が難しくなったかもしれませんが、ここまでの記事の内容を理解している人であれば、何となく想像がつくのではないでしょうか。
人間の身体とは常に各部が連動することで実現しているため、ある部分に痛みが出たからといって痛みが出た部分に原因があるわけではありません。
あくまでストレスがかかりやすい部分だっただけでストレスを生み出した原因は他にあります。
こういった故障の仕組みについては、別の記事で記しているので詳しく知りたい方はそちらをご確認ください(『野球肩と野球肘の治療を別モノと考えるから治らない』)。