バッティングフォームを真似することなんてそもそもできない
よく昔から「良い人の真似をしろ」と言われる中で、何故バッティングフォームを真似してはいけないのでしょうか。
その答えは、
「人間の体」や「精神面」を考えてみれば分かってくる
でしょう。
さらに人真似を拡大させて考えると、昔の調子のよかった頃のバッティングフォームを真似ることも意味がありません。
過去の自分と、今の自分は間違いなく違う身体と考え方をしています。
人の体は3ヶ月ですべての細胞は生まれ変わると言われています。
3ヶ月前とは細胞レベルで言えばまったくの「別人」
ということです。
さらに、その時の感情と今の感情は100%違います。
また、「時期」や「気候」、「気温」、「天気」、「気圧」は違います。
相手投手のレベルやタイプも違います。
全ての環境が違うはずです。
過去の成績や有名選手の成績は、その時の「感情」や「状態」、「相手」がいたから生まれた「パフォーマンス」結果だったわけです。
そのため、その真似を仮にできたとしても(できませんが)、同じパフォーマンスを発揮することにはなりません。
もし仮にパフォーマンスがよくなったとしても、「たまたま」であって別の要因によるものです。
またいつか不調になり、その不調から抜け出す方法が分からなくなるでしょう。
仮に真似をした所で、何ら悪影響もないのであれば挑戦してみる価値はありますが、パフォーマンスを下げる要因となる可能性の方が大きいので真似をするのは危険です。