バッティングに選球眼はいらない?!
バッティングに選球眼は必要ありません。
とは言うものの目でボールを認識しなければバッティングはできません。
もっと正確に言えば、
野球界で常識的に言われているような選球眼はいらない
ということです。
「ボール球をつい振ってしまう」、「ストライクなのに見逃してしまう」いったことは、野球をやっていればよくある話です。
こんな時には決まって「選球眼をよくしろ」と言われます。
しかし、この「選球眼」とは何のことを言ってるのでしょうか。
目の視力について言っているわけではないことは分かると思います。
決して視力がいいからといってボール球に手をださないわけでもなければ、見逃しをなくすことができるわけでもありません。
また、意外かもしれませんが、インパクトの瞬間ですらバッターはボールを見ていません。
見ていた感覚に陥るかもしれませんが、脳が記憶から作り上げたイメージでしかありません。
真偽はスーパースローカメラで撮られた画像を見れば分かります。
あくまで最後の瞬間は、感覚的な所で捉えています。
つまり、選球眼と呼ばれていても「目」に関係することではないということです。
「動体視力」が良いからといって、「ボール球に手を出さなくなる」わけでもなく、「ストライクを見逃さなくなる」わけでもありません。
それにも関わらず野球界では「選球眼」が語られる時、「目」についてばかり注目してしまっています。
そのため、野球界で言われているような「選球眼」はバッティングには必要ありません。
むしろボールを良く見ているから打てなくなっている選手の方が多いでしょう。