その人にあったスイングでないと100%の力を発揮できない
また、インパクトの瞬間に100%の力を発揮することも、余計な考え方を持っているとできません。
人間が動作を完了するとき、一つの筋肉や一つの関節で行っているわけではありません。
各筋肉や各関節、各神経などを総動員して連動しながら行っています。
その力の伝達の過程でロスがあれば、100%の力を発揮することはできません。
そのロスがない形というものが、人それぞれ存在しており、理想的と言われるスイングをしても当てはまらない人がたくさんいます。
その結果、
指導を受けた人ほど本来の力を発揮できなくなっている可能性が高い
という状況を作り出しています。
運よくはまった人は良くても、大半の選手は失敗に終わっていきます。
悲しいことに、運よく上達した人がいれば、その他の選手は「サボった」、「センスがなかった」と片づけられて終わっているのが今までの野球界です。