苦手なコースを克服するトレーニング方法
では、その「苦手なコース」を「苦手」ではなくなるような「バッティング方法」を身につければ良いということになりますが、ここでも注意点があります。
それは、
その「苦手なコース」をひたすら、何の考えもなしに「バッティング練習」を繰返し行って感覚をつかもうとすること
です。
さらに
それでも打てるようにならなければ練習時間を延ばしてでも練習を繰り返すこと
です。
この二つの方法で打てるようになる気がするでしょうか。
「takebat.com」ではこういった考え方には否定的です。
「気合で打てるようになれ」と言っているのに等しい行為です。
そんな指導をする人に考えて欲しいことがあります。
それは
「打てなくてもいい・・・」と思って打席に入っている選手なんて存在しない
ということです。
そんな選手に「気合」をさらに入れたところで打てるわけではありません。
むしろ恐怖を植え付けてさらなる緊張を生み出すことでしょう。
「苦手」になってしまった何らかの原因があるのに、結果への練習を繰り返します。
これは「下手になるための練習」を繰り返しているのと同じです。
苦手なコースを全般的になくすためには、一つの方法しかありません。
それは、
「ボール」を可能な限り自分に引きつけて、「インパクト」の瞬間に１００％の力を発揮するスイングを手に入れること
です。
上記のような「スイング」をいつでもできるようになれば、「コース」や「タイミング」に関係がなくバッティングができるようになります。
ひたすら「苦手なコース」を練習し続けたとしても改善されることはほとんどないでしょう。
そもそもの目的は何でしょうか？
「苦手なコース」を克服することだけではないはずです。
冒頭でも述べた通り、克服したところで別の「コース」が苦手になっては元も子もありません。
「苦手なコース」があったとしても「得意なコース」を確実に打てる方が良いでしょう。
もっと根本的なバッティングについて追及しなければいけません。