世界のホームラン王も最初は三振王だったって知ってますか?

世界のホームラン王も最初は三振王だったって知ってますか?

世界のホームラン王と言えば誰もが知る「王貞治」氏のことですが、そんな王選手がプロ野球に入った当時は「三振王」と呼ばれていたことは、意外と知られていない話です。

そんな王選手の人生を変える出会いとなった荒川博氏が当時の王選手のバッティングを見て言い放った言葉があります。

それは、

「足は前に行くのに腕は後ろに行くというアンバランスな状態」

という言葉です。

そして、そのアンバランスな状態をつくっている元凶こそが「テイクバック」であると明言していました。

この言葉を発した昭和37年から二人三脚で、この「テイクバック」を無くすために試行錯誤し行き着いたものこそが「フラミンゴ打法」こと「一本足打法」です。

王選手の場合は「一本足打法」をすることで、自然な形で「テイクバック」をなくすことができたわけです(「テイクバック」のなくし方は人それぞれなので真似したからといってできません)。

そこからの王選手の活躍は説明するまでもないでしょう。

こんなことが今から50年以上も前から判明していました。

それにも関わらず、現在の野球界の指導はどうでしょうか。

「テイクバック」を目一杯とることを推奨するのが主流です。

「テイクバック」はとればとるほど、「脳の感覚」と「実際の動き」に誤差を生み出します。

その結果、タイミングが合わせにくくなり、ボールとバットの当たる確率が下がってしまいます。

またテイクバックは「予備動作」にあたる行為なので、「予備動作」はインパクトの瞬間のエネルギーを低下させてしまいます(正確に言えばエネルギーをロスしてしまう)。

「テイクバック」をとれば

タイミングは合わない上にエネルギーまでも低下してしまう

ことを考えれば、とる必要が全くありません。

「テイクバック」を未だにたくさんとろうとしている選手は今すぐ辞めましょう。

最近で言えば、西武ライオンズのおかわり君こと中村剛也選手も「テイクバック不要論」を別の言葉で表現していました。

それは

構えたところから来た球を「パンッ」と打つ

という表現です。

実際にバッティングしている所やロングティーを見てみるとテイクバックはとっていません。

「テイクバック」とたくさんとることが今までの常識だったかもしれません。

しかし、これからは「テイクバック不要論」が常識となっていく時代です。

今ある常識も元々は非常識だと言われていたことです。

近いことで言えば、先日はダルヴィッシュ選手が「走り込み不要論」を発してメディアを騒がせていました(『ダルビッシュ投手も走り込みを完全否定~野球選手に走り込みはノーメリット』)。

新しいことを否定するだけなら簡単です。

自分で一度検証してみてから判断しても遅くはないはずです。

テクバック不要論についてもっと詳しく知りたい方は『テイクバックをとるからあなたは打てない』をご覧ください。

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