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ID野球って一般社会からすると何をいまさら・・・と言うハナシ

ID野球って一般社会からすると何をいまさら・・・と言うハナシ

「ID野球」が一世を風靡した時代がありました。

その最たるものが「野村ID野球」なんて呼ばれたりしていましたね。

野球を徹底的にデータ管理し、弱いチームでも強いチームに勝つ方法があるということを定着させた素晴らしい野球です。

それまでの野球界にはなかった方法だったので、どのチームもこぞってデーター収集を行い、試合に勝つための戦略を練って取り組む新しい野球スタイルが確立しました。

現在では中学生でもデータをとるような時代になっています。

とても良い流れだと思います。

が、しかしここで考えて頂きたいことがあります。

それは、

野球界ではID野球なんてはやし立てられる理論も一般社会で言えば当たり前のこと

だということです。

会社であれ、学校であれ、何か一つの物事をやろうとした時に失敗から何かを学び取ろうとします。

そんな時は過去のデータを蓄積し、検証した上で、新たな改善策に取り組み、また再検証し・・・という無限にも思える工程を繰り替えて良い方向へ向かおうとします。

わざわざID野球を取り上げないといけないということは、そんな社会では当たり前のことを野球界ではできていないということです。

こんな事実は野球界にはたくさん存在しています。

なまじ野球界には伝統が存在しているため、外部からの新しい方法論を排除してしまう傾向にあります。

そんな中で、野村監督は野球を通して人生において大切な考え方を伝えようとしていたのかもしれません。

しかも、その結果として野球選手としても向上するという考え方のもと取り組まれたのではないでしょうか。

現場では、野球の技術以上に「自分で考える」という習慣づけを徹底されていたようです。

「自分で考える」という行為は、人間が生きていく上で大切になり、野球選手が最も苦手な部分の強化につながていたのでしょう。

本来の意味で、ID野球を実践していくのであれば、誰かがとったデータを眺めていたり、データから読み取られた可能性を聞いているだけでは意味がありません。

自分で考えて、自分で検証していく癖付けが必要です。

最後に、シダックスにて社会人野球のチーム監督をやっていた時の野村監督の感銘した言葉があるのでご紹介したいと思います。

「好きな野球で成長がなかったら人間的な成長などないよ」

野球人は野球選手である前に一人の人間だということを改めて考えさせていただける一言でした。

当時の私に、その本心を理解できるような考え方はありませんでしたが。笑

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