とにかく走れ、とにかく振れ・・・の時代は終わった
野球界は「伝統」という言葉を隠れミノに変化を嫌います。
もはや嫌っていることにすら気づいていない指導者がたくさんいます。
そんな指導者が頻繁にする言葉があります。
それは、
・四の五の言ってないでとにかく走れ
・投手は走ってなんぼだ
・とにかく走ればなんとかなる
・暇があるなら走ってろ
という言葉たちです。
また
・とにかくバットを振っていろ
・手にできるマメの数が多いほど良い打者になる
・1日1.000スイングを日課にしろ
と言ったりしています。
文章にしてみると恐ろしいことに気づきやすいと思いますが、日常的にこんな言葉が使われている野球チームはいくらでも存在しています。
こんな言葉を指導と考えているのであれば、話し合うことすらできません。
これらの言葉の根拠と目的がまったく見えません。
とはいえ、そんな指導者がいたとしても面と向かって文句を言おうものなら鉄拳制裁がまっています。
今の時代なら手は飛んでこなかったとしても、最も重要な試合の出場権が手に入らない可能性があります。
板挟みになって苦悩していた野球選手が大量に出ていた時期がありました。
しかし、そんな時代も終わりに近づいてきています。
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