野球選手に必要な休養の取り方について考えてみましょう。
野球のオフシーズンには、全国各地で指導者講習会等が頻繁に開催されます。
この指導者講習会では、有名なプロ野球選手OBやスポーツ医学を勧めている医師、プロ野球やメジャーリーガーでの経験を持つトレーナーなどが講演をします。
もちろん終了後の懇親会(忘年会)が楽しみの参加者もいるでしょう(笑)
そんな指導者講習会では、「休みの設け方」についての医師が医学的な見地から話すことがよくあります。
その内容は以下のようなものに集約されてきます。
・練習日数は1週間のうち3日以内にすること
・投手は1週間のうち1日投球したらその後は2日休むこと
・1日あたりの投球数は多くても60球前後にすること
などが良く言われています。
しかし、この医師が伝えていることに関しては考えなくてくてはいけないポイントがいくつかあります。
例えば、一昔前は練習で毎日100球以上投球していました。
しかし、それでも故障する選手は現在と大差ありません。
その理由はなぜなのでしょうか。
答えは簡単で
球数だけが故障リスクを高めているわけではないから
です。
というよりも球数制限に関しては根本的に間違っています(『肩は消耗品ではありません ~正しい投げ込みの仕方~』)。
休んだり、疲労を避けることで故障を免れるわけではありません。
そして野球選手として最も致命的なことは
練習をしなければパフォーマンスが向上しないこと
です。
1週間に3日程度の投球練習で、さらに60球以内の練習のボリュームでは、体は野球に適応しません。
さらに、技術的な部分も伸び悩んでしまうでしょう。
野球をする子ども達は、プロ野球選手や、甲子園に行くことを目標にしています。
仮に上手くならないような野球の練習生活を送っているのであれば、すぐに野球なんてやめて大学受験をしている方が将来にとってプラスでしょう。
野球選手である限り、
故障を恐れるばかりに、練習をしなかったり、量や数を減らすという短絡的な方法は解決にはなりません。
これは医師が言っていることを否定しているわけではありません。
野球選手として上達するためには、練習もしっかりと行いながら、身体を健康的に保つ方法を考えなければならないということです。
具体的な方法に関しては姉妹サイトの「野球肩革命所」にたくさんの記事がでているので、そちらをご参考にしてください。
現状の野球界では、ここに記した内容のような人間の「身体」、野球界では考えられない「常識」に関する知識を勉強できる場所がありません。
そこで姉妹サイトである「野球肩革命所」では「野球肩革命チームトレーナープロジェクト」を立ち上げることにしました。
「野球肩革命チームトレーナーPJ」では、社会人野球まで経験した「柔道整復師」の資格も持つトレーナーが、「出張治療」として身体の改善を行いながら、「怪我」・「故障」のリスクを下げる身体作り、さらには技術が向上する身体の使い方の指導までを「チーム単位」にて行っています。
一人では高額な「トレーナー」を雇うことが困難でも、「チーム単位」で行えば一人当たりは低料金で取り入れることができます。
本気でプロを目指し、本気でサポートしていきたいと考えるのであれば、早くからやればやるほど効果的です。
これからの野球選手は、身体の知識を持って、「疲労の回復」と「故障しない身体創り」を行えば自然と上達していきます。
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