腰を落としても守備は上手くならない

エラーをする本質的な要因を考えなければ意味がない

トンネルや、なんらかのエラーの原因は決して腰の高さにありません。

もっと他の要素が原因となっています。

例えば、

・バウンドに入るまでの足の運びのミス
・捕球を確認する前に次の動作に入ってしまった
・簡単に捌けると油断があった
・こんな球足が速いボールが来るとは思わなかったので準備が遅れた
・単純に怖かった

など数え上げれば様々な要因があります。

それにも関わらず大半の理由を「腰の高さ」に当てはめても何も解決しません。

捕球する前段階の準備不足や、メンタル的な要素によってエラーをする事の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

決して腰の高さだけが、原因ではありません。

というより大体の人は既にちゃんと腰は落とせています。

問題点のずれた100球のノックを受けるのなら、30球だけノックを受けて、あとは壁当てや、マシンのボールを受ける、打撃練習の時に守備につくといったことをする方がよっぽど練習になり時間の短縮にもなります。

腰を落とす練習をいくらやっても、守備が上達することはありません。

逆に落とすことでボールを弾きやすくする要素が高まるのでエラーをする可能性が高くなります。

上達するためには、エラーや失敗の原因を適切に見極め、その原因を解決できるような方法で練習に取り組まなければなりません。

そしてそれが上手く行かなければ別の方法を試し、仮にうまく行ったとしても、さらに良い方法はないのかと追求する必要があります。

「腰を落せ」という短絡的な言葉で終わらせずに、検証を繰り返しながら修正を加えていく必要があります。

逆に言えば、今の野球界にはまだまだ伸びシロがあると言い換えられるかもしれません。

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