「ボール」を「バット」に当てるために必要なこと
「バッティング」とは、「自分の軸」を作り、「自分の軸」を持っているからこそ「バット」を思った位置に運ぶことができ、例え泳がされたとしても、「バット」を「ボール」に当てることができて「空振り」しない状態を創ることができています。
「バット」を振るのを調整するために、「ボール」に合せて当てにいこうとすれば、体の「軸」が形成するのが難しくなり、ボールを捉えることも困難になっていきます。
回転が緩い「コマ」をイメージすれば分かりやすいことです。
「コマ」は回転する力が強ければ強いほど、「外方向」への力と「内方向」への力が拮抗することで「バランス」をとります。
つまり「中心軸」が安定するため、フラフラすることなく回転を実現しています。
打者の「スイング」においても同様で、「バットスイング」時における「外への力」とそれを「引き止める力」のバランスを拮抗させることで「軸」が生まれ「バランス」よく回転することができます。
自分で「スイング」の力を緩めて「調整」すると、この「回転軸」を形成するのが困難になるため、「不安定」な「スイング」になります。
つまり、力を抜いて「スイング」しながらも「ヒット」にする技術は逆に高度な技術を要するということに他なりません。
これは物理の法則で、自然の法則と言える事実です。
そのため、「フルスイング」ができなくなればなる程、「バット」に「ボール」が当たる確率は下がっていきます。