野球選手がゴルフ選手から学べること
野球はとうとうシーズンインしました!
高校野球の春の選抜甲子園、社会人野球のスポニチ杯、プロ野球のペナントレース開幕で一気に到来した感じですね!
さて、こんな春先だからこそ、気を付けなければいけないことがあります。
それは、
気温の変動と強い風
です。
気温の変動に関しては、体調管理の一貫として気を付けている選手はいらっしゃると思います。
しかし、なぜか野球選手は「風」という自然との闘いの部分は意識しない傾向にあります。
ドームなどの屋根や壁がある球場で試合を行う場合は無風に近いとは思いますが、そのようなケースで戦う人は限られているでしょう。
この「風」との闘いにおいて、ゴルファーから学べることがあります。
それは、
「風向き」によって球筋を打ち分けること
です。
ゴルフボールのように、野球より小さく軽い球を遠くに飛ばすスポーツではより「風」の影響を受けるため、一際「風向き」を大切にしています。
しかし、野球と言えども、「風」の影響を同じく受けます。
「ホームランになるところがギリギリアウトになる」なんてことは日常茶飯事です。
この春先はどうしても打球が風の影響を受けてしまいます。
海沿いや河川敷の球場であれば、なおさら上空は強い風が吹いています。
そのため少しでも影響を無くすように、
低くて強い打球を打つ心がけ
が必要になってきます。ホームランは夏場を中心に打てばいいので今は低く強い打球を打つことを心がけましょう。
春先は春先のウォーミングアップが必要
本題とは少しそれてしまいますが、春先において大切なことなので触れておきます。
それは、
ウォーミングアップ、クールダウンの方法は年間通して一定ではないということ
です。
つまり春先には春先に必要なトレーニングがあり、もっと言えば体調の変化によって方法が違って当たり前だということです。
これは、「キャッチボール」の方法、「スイング」の方法も含めて、準備が変わっていくということです。
春は風が強く吹くため、「水分補給」が重要になってきます(これは決してたくさん補給しろという意味ではない)。
一人のトレーナーさんでは、なかなか個別に対応ができないため、自分自身で考える必要があります。(『こまめな水分補給は逆効果という事実 ~水分補給の正しい在り方~』)
気温と風は体力を奪う
寒くなれば、体は自然と体温を上昇させようとします。
お腹を空かせたり、震えさせたりしようとします。
何かを食べさせることで「内臓」を動かし「体温上昇」させる、「筋肉」を小刻みに震わせることで「体温上昇」させることが反射でおきます。
そして「風」は体から「水分」を奪います。
「水分」を捕球することは、体温を奪っていくことになるので、先ほどの「体温上昇機構」がさらに活発となります。
つまり最終的に、「体力」を消耗しやすくなってしまいます。
毎日過酷な運動を強いられている野球選手の皆さんは自己管理を少しでも怠ると、風邪など体調を崩しやすくなる季節です。
この春先はとても大切な時期であることは選手の皆さんも重々承知だと思います。
年間通して戦線離脱しないようにしっかり体調管理しましょうね。