バッティング練習をする前にトレーニングの本質を考えましょう。

バッティングを本当に上達させたいなら自分の頭で考えよ!

例えば、バットスイング、ティーバッティングもしかり、野球が上手くなるために行わなければなりません。

キャッチボールをすることも、走ることも、筋トレも含め、あなたが野球が上手くなるために行わなければ意味のあるトレーニングとは言えません。

ところが野球界で「トレーニング」というと「筋トレ」、「走り込み」といった筋力を増量するようなものをイメージする傾向にあります。

そしてそれらのトレーニングはいつしか、「筋トレ」のための練習、「走る」ための練習になり野球のための練習から遠のいていきます。

「そんなことはない!」という反論が返ってきそうですが、いざ野球界を離れ、各競技の選手と意見交換し、治療家としての生活をしてきた身からすれば野球のための練習とは程遠い状況に見えます。

野球界でトレーニングをしていると「タイム測定」、「重りの重さ測定」、「回数測定」など「数字」を一つの目標として行います。

その結果、より早く、より重く、より回数がこなせるようにトレーニングを繰り返します。

さらにそれらの数値が野球選手としての優劣をつけるような状況が生み出されています。

しかし、ここで改めて考えてください。

50m走が速いから盗塁の成功率が高くなるのでしょうか。

ベンチプレスがたくさん持ち上げられるからバッティングの飛距離が伸びるのでしょうか。

必ずしもイコールだとは言えないはずです。

むしろ当てはまらなかった人の方が多いと皆が気づいているはずです。

仮に、野球のために筋トレなどを行うのであれば、「重さ」や「回数」は自由でいいはずです。

当然、競う必要もなく、自分が上手くなると感じる方法のみ実践すればいいはずです。

筋トレの全てを否定するわけではありませんが、少なくともチーム全員が同じ「筋トレ」や同じ「ランニング」をする必要はありません。

人から言われたことを鵜呑みにして練習している野球界は、少なくとも自分の頭で考えるという作業を行うようにしてください。

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