清原選手のような筋肉をつけることは、単なる麻薬に過ぎない

筋トレが清原選手を引退へと導いた?!

最近、野球界にとても残念なニュースが駆け巡りました。清原選手の麻薬所持による逮捕。

しかし、今回はその麻薬の話ではなく、

筋トレが野球選手にとって麻薬的な要素がある

ということを伝えようと思います。

元プロ野球の清原選手は日本人離れした筋肉量と、ゴツさで有名でした。

独特のトレーニング風景もメディアなどで取り上げられるほど特殊で、メジャーリーガーをも彷彿させるような体格でした。

しかし、そういった体格になってから沢山の肉離れのような怪我に悩まされ、結局は思うような動き、活躍が出来ずに、球界を去っていったかのように感じるのは私だけでしょうか?

筋肉の特性

筋肉とは、そもそも自ら収縮することはできません

何らかの作用が発生して初めて反応し、収縮します。

その作用の正体とは、神経的な伝達や電解質などの兼ね合いによって収縮しています。

これらの指令は、脳や脊髄から発信されています。

なぜここで筋肉の仕組みを話したのかというと、ここで考えて頂きたいことがあります。

それは、神経などの作用によって筋肉は反応し収縮するわけですが、仮に、筋肉の反応がうまく起こらなかったり、時差が生まれたりなどで脳や脊髄へのフィードバックがうまく行われなかったらどうでしょう。

上位神経からの指令はいっているが筋肉からのフィードバックが予定通りなかったり遅い

ということが発生すると体自身は「異常がある」という認識を下します。

これが繰り返し、繰り返し行われてしまうと、といつの日か「ブチッ!!!」と言って筋肉が切れたり、裂けたりしてしまいます。

これこそが、「肉離れ」の正体です。

上記のような神経と筋肉のバランスを崩しやすいものの代表が筋トレです。(「筋トレ」の捉え方には様々ありますが、いわゆる筋力量を増やすような「筋トレ」のことをここでは指します。)

単純な筋トレはスポーツ選手にとって麻薬的な要素がある

どのようなトレーニングが致命的になりやすいのかというと、負荷が常にかかっており、トレーニング中は弛緩層がでない形態のトレーニングのことです。

つまりは、

血流の阻害が発生している形のトレーニング方法

のことです。

このトレーニング方法は、筋肉への酸素供給の欠乏、栄養の滞りや疲労回復の遅れ、怪我の治癒の遅れを発生させるといった類のトレーニングです。

もし行うのであれば、従来の筋トレではなく、伸びる縮む弛緩するという要素が出るトレーニングを採用することが大切なことではないかなと思います。

筋力量を増やすというトレーニングは一見強くなったような錯覚を得るかもしれませんが、スポーツ選手としては、その動作にあった形の筋肉をつける必要があります。

ただただ筋肉を増やしてしまうものは、パフォーマンスの向上につながらないばかりか、故障や怪我のリスクを高めてしまっています。

まさにそれは、その時の不安は取り除かれるが、身体を蝕んでいってしまう麻薬的な要素をもったものなので、注意していく必要があるでしょう。

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