相手の監督を惑わせて試合を制する ~非常識な勝利を掴み取る方法~

試合中に考えることは山ほどある

試合に勝つための方法を考えたことはあるでしょうか?

だいたいの人が試合で活躍するために、練習を繰り返し、練習の積み重ねの結果が勝利につながると信じていらっしゃると思います。

しかし、この考え方は、あっている部分もあれば、間違っている部分もりあます。

練習によって自分の技術をあげることは、当然のように大切なことですが、

 

試合中にも考えることは山ほどあります。

 

それを考えるのが監督の主な仕事ではあると思いますが、選手一人一人も考えて損はないどころか、考えるべきことです。

そこで、今回の記事では、「非常識な勝利を掴み取る方法」として、「相手監督を惑わせる方法」について考えていきましょう。

試合を決するのは監督の采配?!

試合に勝つためには監督の采配はとっても重要な要素を占めています。

監督は自チームの選手の起用方法、起用タイミングなどを考えながら、相手の出方によっても作戦を変更したりしていきます。

序盤、中盤、終盤とそれぞれ攻め方も異なります。もちろん点差によっても全く方法は変わってきます。

多くの監督は、セオリー通りの野球を基本としてベターな野球をする方々がほとんどです。

それは最も楽な選択肢で、セオリー通りにして勝利を掴めるなら、他にいうことはありません。

しかし、そんなに甘いものではないのが、野球の怖さです。山あり谷あり、想定外のことばかりが起こるので、その都度対応していかなくてはなりません。

問題が起きた時に、対処方法を最終決定しているのは、大半の場合、監督です。

つまり、あまりにも実力差がかけはなれていない試合においては、采配が一つの試合を決定づけることさえあります。

そんな重要な役割を担っている監督を惑わせることができると、勝利に近づきそうな気がしませんか?

その一つ方法論をお伝えしたいとおもいます。

勝利への布石

だいたい試合の中盤でやると効果的な方法です。

試合の中盤になると、だいたい相手の監督の作戦などの癖や方法がわかってきます。そんな時に相手方の監督が考えやすいことの裏をかく方法です。

それは、

 

わざとバントで空振りをする

 

方法です。

どのような場面で使用するのか説明していきます。

例えば、自チームは比較的、ヒッティングのチームでバントなど滅多に行わないチームだったとします。相手チームの監督もバントをしないイメージをもってています。

そんな時に、ノーアウトランナー1塁、点差は0-0です。

先制点を狙いに行くのでよっぽどの4番バッターじゃなければほとんどのチームは送りバンドを決行します。

ここはセオリー通りに送りバンドの構えをしましょう。

しかし、この時、“わざとバント空振り”をするのです。

相手チームの監督の頭には、この“バント空振り”で「もしかしたらバントがあるのかもしれない」と意識付けができます。

しかも、そもそも「バントのしないチーム」というイメージの中での空振りなので、意識づけの効果はてきめんです。

そして、そのあとはすぐにヒッティングに切替えて、いつも通りのスタイルにもどしていきます。

これで、勝利への布石は完了です。

戦略的に勝利を掴み取る

このまま終盤を迎えたとします。そんな中でのノーアウトランナー2塁のチャンスがやってきました。已然、点差は0-0のままです。

この時、相手チームの監督の頭にはあの時の“バント空振り“が頭に浮かびます。

それに呼応して打者は草々にバントの構えをしましょう。

相手チームの監督はランナーを送らせたくないのでバント対策の守備位置を敷いてしまいます。

そして最後の仕上げです、、、

 

ここでもまた”バント空振り“をしましょう。

 

これで仕込みは完全に完了しました。相手チームの監督はバントだと確信します。

そしてこの次のボールが勝負の分かれ目です。

そうです、みなさんお気づき、

 

エンドラン

 

を行います。

野手は前進守備を敷いていますのであっさり間を抜かれヒットとなり、2塁ランナーはホームイン、決勝打を生み出しました。

勝利する方法は無限にある

上記に記したことは極端な例だと思われますか? 確かにほんの一例には過ぎませんが、この『バント空振り』というのは同じケースだとキレイにはまってしまいます。

他にも方法は無限に存在しています。

しかし、ポイントとなるのは、

 

野球とは心理戦である

 

ということです。いかに相手を迷わせるかが勝利の鍵となります。

投手と打者の勝負の時と同じです。迷わせた者勝ちです。

試合は始まってしまえば運次第ではなく、試合中にこそ、必死に頭を使うべきタイミングです。

そして、その試合中に必要なことができるように練習すると、練習の仕方を大きく変えないといけない選手はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

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