バットを長く持つのと短く持つのはどっちがいいの?
よく、バットの持ち方を考える際に、長く持つのか、短く持つのか、という話がでてくると思います。
「速球に対応できないから短く持つ」、という人もいれば、「遠心力をいっぱいに使いたいからとにかく長く!」という人など様々いらっしゃると思います。
そんなもの人それぞれだ、という意見がでてくると思います。
しかし、長くもつか、短くもつかにはどちらがいいのかには答えがあります。
それは、
どっちも良くてどっちも良くない
です。
結局、人それぞれなのか、という話ですが、今回お伝えしたいのは、その選択の根拠がおかしいという点です。
持つ長さの違いはスイングタイプでわける
こんな理由でバットを持つ長さを考えていないでしょうか?
・力があるから長くもとう
・体が大きいから長くもとう
・体が小さいから短くもとう
こんなことが理由だとしたら、非常にナンセンスな話です。
体が大きくても三振バッターはいますし、体が小さくてもホームランバッターはいます。
つまり、体の大小、力の大小で決めてはいけません。
それでは何で決めたほうが効果的なのでしょうか?
それは、
スイングのタイプ
によって決める方法です。
ヘッドを走らせるスイングをするのか?押し出すようにスイングするのかなどによって変わってきます。
ヘッドを走らせるようなスイングの仕方をする選手は、バットとボールの接地時間が短くて弾く感じで打ちます。
そのため長めに持ってヘッドを走らせて打つといいです。
反対に、押し出すような感じのスイングをするタイプの選手はやや詰まり気味に反対方向に打つため、ミートポイントがより体に近くなるように打ちます。
そのため短めに持って、右手で掴むようにスイングするといいです。
上記のように打者のスイングスタイルによって、短く持つのか、長く持つのかの判断をしたほうが合理的な選択ができるのではないでしょうか。
そもそも体の大きさや力があるかないかの中での判断なら誰でもできますよね・・・。
そんな誰でもできるような指示は初めから期待していませんよね・・・。
バットを短く持つか否かという細かいところまでも良く考え検証するといろんなヒントが見えてくるのではないでしょうか。