大半の野球選手は本気で上手くなりたいと思っていない

長距離選手よりも下半身が疲れた野球選手の不思議現象

治療家を経験して分かることですが、

むしろ野球選手は練習のやりすぎで身体が疲労しすぎているため常にパフォーマンスを発揮できていない状態

です。

あまりに疲れている状態に慣れ過ぎて、自分が疲れているのかどうかすら気づいていません。

興味深い話の例として、私が治療家として携わった野球選手の大半は「走る」ことのプロである長距離選手の下半身より疲労が蓄積していました。

野球の試合中に約100m以上を全力で走る瞬間はありません。

むしろ50mを走ることすらめったにありません。

それにも関わらず、陸上選手より下半身が疲労しているのはどういうことでしょうか。

野球選手が行う練習は、その全てが野球を上手くなるためのものでなくてはなりません。

一つでも、一秒でも野球選手に無駄なことを排除しなければなりません。

しかし大半の野球選手は、自分の思い通りの結果に巡り合えない時、自分が目指すべきイメージよりも、目の前の苦しい練習に没頭し、考える余地をなくし、本質を見失ってしまっています。

これだけ様々な練習内容が確立され、他の競技を始めとした情報が増えているにも関わらず、昔と比べて選手のパフォーマンスが大幅にアップしたかと言うと大きな差はありません。

野球選手であれば、

自分の目的と現状を冷静に見極め、今行っていることが本当に目的を達成するものなのか検証し続けること

が必要不可欠です。

その判断基準には、有名選手の名前や有名コーチの名前、名トレーナーの名前も関係ありません。

過去の自分の経験さえ関係ありません。

目の前に起きている事実を事実として捉え、必要であれば行い、不必要であれば辞めましょう。

基本的に野球選手は練習のやりすぎなので、大半の選手は練習量が半分ぐらいになるイメージで行って丁度いいぐらいでしょう。

野球関係者は一度頭の中を0にまでリセットする時期が来ています。

いくら頑張っていても、

上手くならなければ野球選手としては失敗

ということを念頭に置きましょう。

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