軸がぶれないバッティングをするために必要なこと
では、軸がぶれないバッティングが何なのか分かったところで、次はどうすれば軸がぶれないバッティングをできるのか考えていきましょう。
野球選手は最終的にバッティングのパフォーマンスが高まらなければ、どんな素晴らしいことをしても同じであることを忘れてはいけません。
では、上半身と下半身が連動しエネルギーを効率的に伝える身体の使い方(バッティング)をするためにはどうすればいいのでしょうか。
そのためには、
身体のより中心に近いところで動作がまとまっているかどうか
が最も重要になってきます。
人間の動作は、一つの「筋肉」や一つの「関節」だけで実現させているわけではありません。
どんな些細な「動作」であったとしても、様々な「筋肉」、「関節」、「神経」、「骨格」などを総動員して一つの「動作」を完成しています。
その際に力(エネルギー)の伝達が各部で起きており、その伝達時に力が増幅されることもあれば、縮小してしまっていることがあります。
その伝達を効率的にロスすることなく増幅させていくためのキーポイントが「動作をまとめる」という考え方です。
「動作」をまとめることさえできれば、「筋力」は差ほどなくても、安定したぶれないバッティングを実現し、強く勢いのある打球を打つことができます。
つまり、
各「動作」を統一し、まとめたバッティングこそが「軸がぶれないバッティング」の正体
と言えます。