野球人がアイシングをすることのデメリット
アイシングは疲労回復に一役買っているという常識を持っている人が多いと思いますが、回復が促進されていないことが判明しています。
さらに悪いことに疲労回復の妨げをしています。
つまり、
アイシングをすれば最終的な回復は遅れる
ということです。
それと反して、アイシングがもたらす効果は瞬間的な痛みの軽減です。
人間は痛みが軽減すると治ったような気がするため、その気持ちが後押しする形で一定の回復効果が見込まれます。
人間は気持ちが肝心だと言われてきましたが、この考え方には一定の効力があるのは確かでしょう。
しかし、あくまで現在考えなければいけないことは「野球人として」というポイントです。
野球選手は日常生活では考えられないような疲労を抱え込みます。
そしてそれは単発的なものではなく、何年も何十年も積み重ね続けます。
そんな長い野球人生を精神論だけで切り抜けるのは不可能です。
となれば、適切な人間の人体構造を理解した上での疲労回復を行わなければ必ず大きな故障につながります。
野球人であれば、瞬間的な痛みを取り除くだけでは不十分です。
逆に言えば、痛かろうが最終的に大事に至らなければ治りが早い選択肢をとるべきです。