筋肉には筋肉にあった働きがある
筋肉には筋肉にあった働きがあるため、人間の身体の構造を外したような働かせ方をしてはいけません。
手首の筋肉は、他の筋肉に比べ細長いため、比較的に力を発揮できるような筋肉ではありません。
体というものを全体的に捉えれば、
力が出せるように作られているところ、力は出せないが安定性をはかるように作られているところ
などがあります。
それは人が日常生活を送るに当たって、またはスポーツ選手がプレーを行う上で適応するように作られています。
そのため、
本気で技術を向上させたいならば、人間の構造を理解した上で適した筋肉の使い方をしなければ結果は出ない上に故障のリスクを高めるだけ
です。
「手首が太く強そうに見える」、「握力が強い」といった選手が結果を出していたからといって、他の選手が同様の状態になったからといって結果が出るとは限りません。
というより、そんな短絡的な考え方はナンセンスです。
仮に先ほど上げた「手首が太い」選手が結果を出していても、その選手はもっと違う要素によって結果が出ているのであって、手首はそれらのほんの一部に過ぎません。
結果論の部分を根拠にしてはいけません。
結果を出した選手が、たまたまその人に適したスイングの結果、手首が太くなっただけです。
もしくは、その人の身体的な特質上、手首が太かっただけです。