野球が上達するために技術論やトレーニングより大切なこと
野球をしていく上で最も大切なこととはなんでしょうか?
プロ野球選手となることでしょうか。
はたまたプロ野球選手になって1億円プレーヤーになることでしょうか。
それも大いに結構で親孝行になるのでぜひ目指してください。
しかし、プロ野球の収入を考えた時、1億稼いだ翌年は7000千万になったりなど安定的な収入を得られるわけではありません。
平均的な生涯年収は2億円と言われているので、まだ半分稼いだだけです。
ということを考えた時、年齢的にも社会的に認められるような年代になってきた時、安定収入にくわえて、人間的な部分も大切になってくることは間違いありません。
プロ野球選手が1000万以上を安定して10年以上もらい続けられるという選手がどれほどいるでしょうか?
さて、いきなりプロとして野球をやることの厳しさを伝えて夢を打ち砕くようなことを言ってしまいました。
なぜこんなことを伝えたかというと、
野球が上手くなるポイントと、野球でご飯を食べていけるように考えるポイントが同じだから
です。
さらに言えば、野球だけに関わらず、仕事やビジネスでも同様のことがポイントになります。
それは
「自分で考えて行動する」
ということです。
野球界は思考停止状態
野球界は良い意味でも悪い意味でも縦社会です。
しかし、ここ最近は悪い部分だけがめだっている気がします。
野球界の練習がここ何十年も進化している気配がありません。
「指導者や先輩が良いと言ったからやる」では根拠になっていません。
「とにかく言うことを聞いておけ」も根拠になっていません。
ただ、言われたことだけをするということは比較的誰でもできます。
しかしそんなことをしていたのでは、パフォーマンスなど一向に伸びません。
さらにはモチベーションも上がってこないでしょう。
まずは能動的に、自らが動き、自ら取った行動に対して検証し、改善した後、また実行して、再度検証しということを繰り返し行うことです。
ビジネスでは「PDCAサイクル」なんて呼ばれたりしますね。
このPDCAサイクルを練習内容にもしっかり組み込んで取り組むと自然と良い方向に進んでいきます。
自分が実際にしっかりうまくなるためには、今行っている練習が正しいのかどうか、正しい練習はなんなのかを見つける必要があります。
いつも伝えていることですが、
今与えられている練習内容は自分には当てはまるのだろうか?
ということを常に検証していくことはとても大切なことです。
そして行動することですね。
うまくなるために練習をしています。試合で活躍するために練習しています。これを忘れないようにしましょうね!
最後には、どんな形であれ、自分で責任をとらなくてはいけない日がやってきます。
指導者が悪いわけでも、親御さんが悪いわけでもありません。
すべては、まずプレイヤーであるあなた自身が考えて行動することです。
一つ気を付けて頂きたいのは、この記事は何も指導者に対して礼節を欠けと言っているわけではないことです。
自分の意見は自分の意見として主張し、それを聞き入れられる器のない指導者であればついて行ってもいいことはないでしょう。
優秀な指導者であればあるほど、意見には耳を傾けた上で、適切なアドバイスをしてくれるものです。