野球選手が野球を通して学べる事
野球人である以上、1日を通して野球に関わる時間は生活の中でかなりの部分を占める事になります。
それは、プロに近づけば近づく程、生活の一部としての要素が強くなり、比例して野球にかける時間も長くなっていきます。
そんな野球人にとっては、1日に野球にかける時間は24時間だといっても過言ではありません。
なぜなら、練習以外の時間も野球のために使っているようなものだからです。
「寝る」のも野球のための「休息」、「遊ぶ」のも野球のための「ストレス解消」、「練習」はいうまでもなく野球選手として上手くなるための行為です。
このように考えれば24時間365日を「野球」のために使っています。
しかし、その中で、「野球」だけで人生を全うできる人はどれくらいいるでしょうか。
プロ野球選手になったとしても引退してしまえば、野球に関わった仕事だけで生きていくことができる人は限られています。
プロになるのでも狭き門の野球界において、野球以外の人生を歩む人の方が圧倒的に多いことは事実です。
となると、「人間」としての成長も「野球」の中で学んでおく必要があるのではないでしょうか
「野球」を人生の一部として、行うのであれば、「野球」から学ぶ他ありません。
昨今の野球界は、「薬物問題」や「賭博問題」といった、暗い話題が多いものの、「野球」の中から様々なことを学ぶことができます。
「仕事」などに置き換えてもリンクするところが沢山あります。
例えば「仕事」を進めるにあたって、「休息」、「休養」は非常に大切です。
ビジネスの仕組みをクリエイトする際には必ず、脳が働かなくてはいけません。
ストラテジーを構築するにあたっては尚更、脳の働きが重要になってきます。
脳が働いてこそ、素晴らしい「ひらめき」などを得ることができます。
脳が休んでいては「ひらめき」はおきません。
野球が上手くなるためには、健康的な身体は絶対必要です。
それは、精神的にも、肉体的にも言えることです。
身体が不調な状態であれば、上手くなるものもなりません。
まして怪我・故障をして戦線離脱してしまっては、技術の向上は望めないどころか、低下さえ起りえます。
これらのことを考えれば「休息の取り方」はとても重要な要素です。
他にも健康のことを考えれば「栄養」についても学ぶ必要があるでしょう。
上げ出せばきりがありません。
これらの全てのことにおいて共通するのは、「考える力」です。
自分で考え、自分で検証し、自分で実行することを繰り返し続けることができるかです。
24時間を野球に費やしているのですから、せめてそこから何かを学び取ってやろうという気概は必要になってくるのではないでしょうか。