やはりボールを見て打つと打てない
以前記した『あなたはまさか「ボールをよく見て」打とうとしてませんよね?』の記事の内容ですが、あるアマチュア野球のトップ選手の記事に書いてあった内容とまったく同じものでした。
もちろん適当なことは書いていませんので、すべて検証した上で、万人にうまくいく方法を伝えているつもりなので当然なのですが。
その方は、社会人野球歴25年の、超一流です。
プロの選手でさえも尊敬し、慕う素晴らしい選手ですが、
ボールを見たら打てないので、ここら辺かなと勘で振る
とおっしゃっていました。絶対に打者はみなボールなんかちゃんと見ていないのです。
人間の反応力的に無理がある
投手が投げるボールに打者が目視で認識して打つのには身体の構造上行うことはできません。
ボールのスピード、投手のリリースポイントから打者のインパクトまでの距離を考えると、目でボールを認識し、その後脳が処理をして、体へ指令を出して・・・などしていては到底間に合いません。
打者は、投手のフォーム、リリースの雰囲気から、全体的に把握し、どこに来るのかある程度予測しています。
その予測の範囲が一流になればなるだけ、どんどんと狭くなっていき、バットの芯に当てる確率を高めていっているわけです。
ということは、
ボールを凝視してはいけません。
「ボールをよく見る」と、体が硬くなり、反応を鈍らせることになります。つまり、力の伝達もうまくいかなくなっているので、結果的にどんどん打てなくなるわけです。
人間は、周辺視野を使い、投手の特徴などから体はしっかりと把握する能力をもっています。
その素晴らしい能力を最大限生かしてバッターボックスに入れば、きっと良い結果が出るはずです。
ボールをよく見てうったイメージがあるのは、予測がしっかりできると、インパクトの残像が脳裏に焼き付きます。
その結果、しばらくして思い出しているのに過ぎません。
ボールを凝視すると効率的に身体が動けなくなり、体への緊張を生むようにしかならないのです。
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