指導者が効果を知らない練習方法を教えてしまっている現実

指導者が効果を知らない練習はたくさんあります

突然ですが、指導者の方に質問があります。

 

指導者が効果を知らない練習方法を教えちゃったりしていませんよね?

 

そんなもんあるかーと言った声が聞こえてきそうですが、案外笑い話ではありません。

選手の方は指導者の気持ちが分かる上でも、指導者の立場になって本記事をご覧になって頂くと効果的だと思います。

私は、某甲子園常連校のトレーニングコーチをしていたことがあります。

その時のヘッドコーチに対してわざと選手の前で聞いたことがあります。その一連の流れはコチラ。

 

私「コーチ!この練習ってどんな意味があるの?」

コーチ「ん〜実際のところは、わかりません!」

私「え、自分がどんな意味があるか知らないことを選手にやらせてるんですか?」

コーチ「・・・・・」

 

何度も言うようですが、甲子園常連校のヘッドコーチとのやりとりです。

決してバカにしているわけではありません。あくまで現実はこうなっているというハナシです。

でも少し考えて欲しいことがあります。

 

自分達も現役のころ同じことを思っていませんでしたか?

 

反論すると怖いからとりあえずやっておくか・・・効果があるとおっしゃっているし・・・。

その結果はどうだったのでしょうか? それは自分が一番お分かりのことだと思います。

効果があればやりましょう

選手には未来があります。もしかしたら数億円稼ぐ選手がいるかもしれません。

そういった見極めは誰であってもできないことだとは思いますがが、

 

選手のために練習方法を伝え、選手が上手くなるために、試合に勝つために

 

存在するのが監督やコーチではないでしょうか?

それなのに、練習はさせるけど、効果は不明というようなことを選手にやらせて選手は納得するでしょうか?

監督業、コーチ業は業務でしょうか?

指導者の醍醐味は、

 

しっかり指導して、選手の夢のお手伝いをすればするほど、最後には自分が夢を見させてもらえる

 

ことです。少なくとも私はそう思います。

自分がやった事もない練習を、どういう効果があるのかわからないような練習を、選手にさせている現状があるということに、まだまだ野球界の伸び代を感じるのは私だけでしょうか。

閉塞的な野球界と言われていますが、もっとオープンに、様々な人の意見を取りいれつつ、守るべきものはしっかりと守るというような世界にしていかなければ明るい未来は見えてこないような気がしてなりません。

選手の皆さんどんどん自己主張してスーパープレーヤーが次々出てくるような野球界になることを願っています。

答えはシンプルです。

効果があればやりましょう、意味がなければやめましょう。

ただプレイヤーの方に一言。

自分で試してみることは忘れずに。やらなければ何もわかりません。

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