インパクトの瞬間こそ命
さて、本日のタイトルはいつにもまして謎めいてますよね。とうとう人間の枠を超えて馬のハナシにまでなってきました。笑
は??
ですよね。
でも今日の記事を読んで頂けると、これから競走馬の見方がかわってしまうと思います。
今回の結論を言ってしまえば、
バットスイングの力強さと、一瞬のインパクトへの力の集約というのは、競走馬がゲートに入り、ゲートが開けばいつでもスタートダッシュができるぞ! という状態からのスタートダッシュと同じイメージ
だということです。
まだイメージのつきにく方もいらっしゃると思いますので、分かりやすく解説します。
ロックされたところから爆発的な力を生み出す
構えの時点で、可能な限りリラックスして自由に動けるようにしておくことがベストなのですが、実はある部分は必ずロックされているんです。
これは構えをしてしまう以上、逃れることはできません。
それは、右打者でいうと、
「右肩関節と右手首の背屈(はいくつ)」
です。左打者でいえばそのまま反対です。
この2箇所のロックがあり、後は自由に動かせる状態で構えることが人間の構造から考えるとベストと言えます。
このロック状態というのが、インパクトで瞬間的に100%の力をロスなくぶつけるために大切なことです。
川に枯葉がたまりせき止められたような状態で水がどんどん溜まっていくと、その枯葉が取り除かれた時の水のエネルギーはすごいものだとは安易に想像ができると思います。
この枯葉の役目こそが、肩関節と手首のロックされた状態なんです。
馬がスタート切りたくてウズウズしているのにゲートがあることで力が増幅されている状態です。
この状態をバッティングの構えで実現することがスイングの理想形です。
この理想的な形から一気に力を放出してスイングすると、インパクト時には100%の力がボールに伝えることが可能になります。
反対に、このロックがないと力は半分も伝えることができません。
みなさんも実は既にある程度ロックはしているのですが、意識するのとしないのとでは大きな差があります。
是非ともこの構え方をマスターしてください。
マスターできれば力を入れて振らなくても、勝手に凄まじい力のスイングができます。
このロックが効いているからです。
ちなみに力を入れろということではなく、力を抜いた状態でロックができるということです。
人の体は力が入っているところから力を入れることはできません。
できる限り力を抜きロックさせることが大切です!
あなたは今日から馬になりましょう。笑
是非、自分で確かめてこのロックの秘密を解き明かしてみてくださいね♪