テイクバックをやらない方がいい理由
なぜテイクバックをとると打てなくなっていくのかというと、
バッティング動作の始まりをつくってしまうこと
が大きなマイナス要因です。
バッティング動作が一度開始されると、もうその動きの中でのタイミングでしかボールを打つことはできなくなります。
つまり、バッティングの柔軟性が損なわれます。
そしてこれが最も重大なマイナス要因なのですが、
バットへの力の伝達が悪くなること
です。
可能な限りインパクトに100%の力を発揮しようとすると、身体の構造上、構えているときは脱力状態が望ましいと言えます。
テイクバックが入るというのは力を入れることに他ならないので、脱力状態でいることが難しくなります。
つまり、インパクトに100%の力を持って行くことが難しくなります。
最後に、テイクバックをとってステップすると、
体幹がねじられます。
ねじられた体幹は元の状態にならないと力が伝わりにくいので、自然ともとに戻ろうとします。しかし一度ねじった体感を戻すには時間がかかります。
その時間差により、振りはじめてからインパクトする瞬間までのタイミングが若干ずれてしまいます。