適切な方法での「手押し車」のススメ
では、どのような方法で「手押し車」をするといいのでしょうか。
これはいたってシンプルで、
手押車をするときの腕は斜め前方45度くらいのポジションをキープ
して行うことです。
いわゆる0ポジションという肩甲骨(肩甲棘)と上腕骨が一直線になった、肩関節最強の角度をキープするということです。
この方法がとれると、先ほどのメリットを享受できることは当然のこと、手首の捻挫を心配する必要がありません。
もちろん肩関節のインピンジメント症候群も心配の必要はなく、腰も不思議と反らなくなりますので腰痛も防止できます。
そして、肩関節最強の角度で「手押し車」を行うことで、投球時の肩関節の安定性を記憶させることも可能です。
理想の肩関節の状態と類似しているんです。
昔から行われている原始的なトレーニング方法ですが、実はちゃんと考えるメリットは存在しています。
そしてデメリット部分を排除することも可能です。
一番大切なことは、今の自分に必要なことは何なのか適切に捉え、それにあったトレーニング方法を行うことです。
つまり
トレーニングは練習の考え方と捉え方が大切
です。
一度、今やっているトレーニングや練習を自分で検証し、捉えなおすことをおススメします。