野球選手に必要なのは筋肉量なのか動作なのか
「筋トレ」は「動作」という観点でみれば、神経伝達のバランスを崩し、繰り返せば繰り返すだけバランスを崩していきます。
筋肉は「脳」や「脊髄」から指令を神経を通して動こうとします。
その指令に対して、筋肉からは「どれくらい動いているか」という筋肉状態の情報を「脳」や「脊髄」に返信します。
そんな時に筋肉状態が真実とは異なる状態を情報として返信していたとしたらどうなるでしょうか。
本来の状態も知らずに脳が指令を出してしまうと、本来は動いてはいけない方向などに動いてしまうことになります。
筋肉と脳の情報交換のバランスが崩れた時「異常事態発生!異常事態発生!!直ちに身体を緊急停止せよ!」という指令を体がだします。
これこそがまさに「肉離れ」の正体です。
そんなバランスを崩す最大の要因を作っているのが「筋トレ」です。
野球選手は、野球が上達し、野球で活躍するために、必至に筋トレしたりトレーナーをつけて筋トレをします。
しかしその筋トレが「野球をするための体ではなくなる」という結果を生み出しています。
「肉離れ」は「野球ができるような体ではないので緊急事態発生と判断し、直ちに緊急停止してください」と指示を出されてしまっています。
野球のためにやった筋トレが野球のためじゃなくなっていたという悲しい現実。
笑えない話です。
野球選手は筋肉を何のために鍛えているのか、本当にその目的を達成するために筋トレが必要なのかを考えてみる時間をとりましょう。