これからの野球選手が上達したければ常識を疑うこと
今や野球界は成長の限界まで来ています。
それを証拠に野球人気は低迷し、テレビ放送時間も縮小され、野球部員の数も明らかに減少しています。
この野球界の低迷は、野球の本質的な所がダメになったというわけではなく、現代人には野球以外の選択肢が増えたため現状が当然と言えば当然と言えます。
分かりやすいところで言えばサッカー人気やテニス人気などでしょう。
では、そんな中でこれからの野球界において規格外の成長をしていくにはどうすればいいのでしょうか。
それは
野球界で言われている常識を疑ってみること
です。
一般的に言われていること、当たり前のように言われていること、考えもせず行動できるくらい当たり前のようになっていること、先輩に言われること、監督やコーチに言われることなどは真っ先に疑ってください。
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常識と言われていることも元々は非常識
そもそも常識と言われていることも、その常識が生まれた時には非常識だと言われたことが月日が過ぎる中で常識になってきたことです。
そして時代と共に新しい発見により常識が塗り替えられてきました。
一昔前は、情報を手に入れるにも一苦労な時代でした。
そのため何か一つの練習方法が一般的になると、次の情報がやってくるまでに時間がかかっていました。
その結果、「ある練習がいいらしい」と言う情報が入れば、その練習を試し、結果がある程度出ればこ「効果のある練習」と認識され一般化します。
そしてまた新しい練習が・・・という過程が繰り返されてきました。
ところが今では、PCやスマホを使えば、どこでも誰でも情報が仕入れられるようになりました。
また、その他のスポーツの発展によりスポーツにまつわる進化も類を見ないほどのスピードで す。
監督やコーチが言ったことも、すぐに調べて現状を知ることさえ可能になっています。
とはいえ、常識の全てを疑えと言っているわけではありません。
常識には間違っていることも潜んでいると言うことを理解した方が良いということです。
一度は自分たちで検証して本当に効果があるのか、現代においてベストな方法なのか確かめてみましょう。
「とにかく走れ!」や「ストレッチをしろ!」、「腹筋背筋をしろ!」など根拠もなしに100%正しいかのように権力を使ってやらせるような指導者は何も考えていないことの現れなので真っ先に疑いましょう。
本当に自分に大切なことは、自分の身体が一番知っています。
効果は自分の身体が素直に結果として示してくれます。
せっかく好きな野球をやっているのですから、本当に自分がうまくなるための練習をすることをお勧めします。
決して「良い子」でいる必要などありません。
どれだけキレイごとを言っても野球の世界は勝負の世界です。
勝負の世界で活躍するためには結果がすべてです。