竹バットがバッティング練習に使われてきたのは木製バットだから
しかし、そこまで苦しい思いをしてでも竹バットを振るだけのメリットがあったために皆が使っていました。
あの「メジャーリーグ」で大活躍している「イチロー」選手も竹バットを使って練習していた一人です。
では、竹バットのメリットとは何なのでしょうか。
竹バットのメリットに触れる前に、木製バットと金属バットの違いを知っておきましょう。
野球選手であれば、レベルが上がっていくと最終的には木製バットを使用する世界になります。
一昔前であれば、社会人野球でも金属バットを使用していた時代がありましたが、今では木製バットで試合を行っています。
プロ野球選手はもちろん木製バットを使用しています。
木製バットと金属バットの違いを端的に言えば
金属バットはパワーで飛ばし、木製バットは技術で飛ばす
と言うことができます。
もちろん、どちらのバットを使っていたとしても、一定のパワーや技術が必要なことは言うまでもありませんが、特徴の傾向を言い表すと上記の表現になります。
野球を志している人であれば、誰しも打球を遠くまで飛ばしたくなります。
そんな時に「金属バット」を使っているとどういう考え方になってしまうでしょうか。
おそらく
とにかく筋肉をつけてパワーをつけまくればいいんだ!
という発想になってしまわないでしょうか。
確かに金属バットであれば、この考え方でも一定のレベルまでは到達できてしまうでしょう。
しかし、簡単に限界が訪れることでしょう。
それを証明するかのように、高校卒業したての選手がプロ野球の世界に入った時、投手がすぐに活躍することはあっても、打者が日の目を見ることは中々ありません。
その大きな要因として木製バットの壁が立ちはだかっています。
つまり、
プロ野球選手(木製バットを使うよう)になってはじめて、本物のバッティング技術が試されるようになる
ということです。