打者がワンバウンドのボールをつい振ってしまうワケ

振らないことより振ってしまう理由を考える

打者は何でワンバウンドのボールを振ってしまうのでしょうか?

普通に見れば明らかにボール球です。

誰が見てもボール球、素人でも振るわけがないというようなボール球を、経験者が見事に振ってしまうのはどうしてなのか、考えてみたことはありますか。

きっとあなたも、一度や二度、それ以上振ってしまった経験があると思います。

振らないように徹底的に練習している人はよく見かけますが、振ってしまう理由を考える人は少ないのが現状です。

振ってしまう理由を知って、その理由を排除するようにすると、練習にも意味が出てきます。

ワンバウンドを振ってしまうワケ

それでは、なぜ振ってしまうのか考えていきましょう。

そのためには、人の心理を考えていく必要があります。

これはワンバウンドを振ってしまったり、ど真ん中を見送ってしまったり、詰まったり、泳がされたりすることに大きな関わりがあります。

人間の心理を考えると、

〇〇しないように意識すると、〇〇してしまう

ようにできています。

具体的に言えば、投手の特性が頭に入っているとして、その投手の決め球を打つことを意識した場合には、その決め球が来たらボール球でもつい振ってしまいます。

また、「ワンバウンドを振ってはいけない」と思えば思うほどワンバウンドを振ってしまい、詰まりたくないと思えば詰まりやすくなります。

これは人間の脳の性質上なかなか逃れることはできません。

車の運転などをされた方であれば、対向車を意識すればするほど、対向車にむかって寄っていってしまいます。

意識をずらす

そんな時の対処法としては、

問題となっていることから意識をずらす

ことが効果的になってきます。

例えば、「内角が苦手だ、つまりたくない」という意識があったとすればその意識を、「真ん中から外角を狙って打つ」と意識ずらせばつまりにくくなります。

また「ワンバウンドを振らないように」意識するのではなく、「高めを狙っていこう」という思考にすればワンバウンドを振りにくくなります。

つまり、「本当はしたくないこと」の反対を意識することで、問題を解決していくということです。

これは心理学的に実証されているものなので、人間である限り効果的です。

なぜワンバウンド振ってしまうのか? ということへの解決策は、他の意識を持ってバッターボックスに入ることです。

これをヒントにすれば、他の苦手なことも克服するための方法が見つかると思います。

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