サボらないと上手くならない
常日頃、野球の技術上達につながる情報を「takebat.com」ではお伝えしていますが、最もやってほしいことがあります。
それは、
「サボること」
です。
というかサボらなければ上手くならないと言える状況でもあります。
野球のきつく、苦しく、長い練習はどのような弊害を生むのかというと
・怪我や故障リスクを高める
・好きな野球を好きでなくなってしまう
・精神的苦痛を生む
などがその代表と言えます。
まず怪我に関してですが、
適切なフォームで投球する、適切なスイング、適切なランニングができれば、実はいくらやってもほとんど怪我や故障はありません。
しかし、そういった適切なフォームでプレーできている選手はほとん存在せず、長時間の体の酷使によって、必ずどこかにひずみが発生して傷害が発生してしまう場合が多いと言えます。
精神的なことに関してはいうまでもありませんが、ほとんどの練習はこなす傾向が強いため、練習時間を長く感じるようになります。
好きなことで没頭していたため、時間が気づけば過ぎていた、というのは理想的なケースです。
しかし、感覚的に練習時間が長く感じると、精神的な苦痛となり、やめたいけれど辞めれない、というような負のスパイラルに陥ります。
その結果はというと、好きだった野球がだんだん苦痛になってきます。そして、プレーの上達の妨げにもなってくるため絶対よくありません。
現状の、苦しく、長く、厳しい練習によって発生する弊害はすべてがリンクしており、さらなる悪循環を生み出しています。
あの有名なメジャーリーガーのイチロー選手も、高校野球時代は「サボることばかり考えていた」と公的に話しているように、実際に野球の練習は過酷で、長く、普通の体の持ち主では参ってしまいます。(日刊スポーツ記事より)
怪我で引退ほどつらいものはない
私は自分で言うのもなんですが、「努力できることは才能だ」と言われたほど練習の虫でした。
休日返上なんて当たり前で練習しましたし、筋トレも人の何倍もしました。
その結果は、というと
怪我で引退
です。
最後は思うようなプレーもできずに、野球プレイヤー人生を終了したことを今でも悔いております。
どれだけ練習しても、怪我や故障をしてしまえば、それで終わりです。
実力が足りずに終わる野球であればまだしも、自由に動ければもっとできると思って辞めることほど苦痛はありません。
そのため、それらの経験をできる限りの方にしてほしくないという意味も込めてサボることを勧めております。
決して下手になるためにサボるのではなく上手くなるためにサボるのです。
ここを勘違いしないでくださいね。
監督に明らかにサボっているのを知られてしまったら、監督はあなたに対していいようには思いません。
そのため、そうならないように工夫をしてサボるということです。笑
サボっても効率的に練習すれば、人より上手くなることができます。というか本当にうまくなってしまいます。