試合に出る一番の近道 ~指導者が選手に分かってほしいこと~

試合に出る一番の近道とは

選手として試合に出場する一番の近道は

 

指導者のことを理解すること

 

です。

しかし、指導者もたくさんの選手を抱えていることが多いので、一人一人伝えるには中々難しい状況にあります。

そのため本日は「指導者が選手に分かってほしいこと」をまとめましたので、選手の方々はこれを理解して試合に出場する一番の近道を学んでください。

反対に指導者の方々は、この記事を選手それぞれに見せてあげることをおススメ致します。中々自分では言えないこともあるかと思いますので。

チームプレーとは何なのか

指導者のことを理解するには、まず「チームプレー」とはなんなのか、ということを理解する必要があります。

野球というスポーツはチームプレーであることは言うまでもないでしょう。チームとは試合に出ている9名のみのことを言うのでは当然ありません。

試合に出ている選手、ベンチで応援してくれる選手、スタンドで応援してくれている選手、いつも教えてくれる監督やコーチ、お手伝いをしてくれるマネージャー含め関わる全ての方々のことをチームといいます。

これらの人たちが役割をしっかり全うし、うまく機能することがチームワークでありチームプレーです。

シビアな部分で言えば、投手なら0点に抑える事、打者ならヒットやホームランを打ったりして点を取ること、監督はしっかり選手たちの起用をして采配を下すこと、コーチはそのサポートを行います。

ここで大切なことは

 

チームプレーというのは馴れ合いではない

 

ということです。

ただただ仲良しチームを作るのが目的で野球をやっているわけではありません。

指導者は当然チームが勝つことを優先しています。迷惑をかけないことを目的に野球をしているわけではありません。

チームワークとは

 

それぞれがしっかりと目の前の仕事を純粋にこなすこと

 

が本来の意味合いです。決して馴れ合いではありません。

そしてそのチームワークを果たすことこそが、結果的に周囲へ迷惑をかけないことにつながります。

ここには信頼関係が成り立つ必要があります。そして信頼関係が成り立っていないチーム事情というのは、意識がバラバラです。

ここで一番の信頼関係の構築が難しい部分こそが

 

指導者と選手間の信頼関係

 

です。最も重要なところであるからこそ、一番信頼関係を築きにくいところでもあります。

そんな時に多いのが、指導者が誤解されてしまっているケースでしょう。

指導者の立場

指導者というのは、選手に下手になってほしいと思っている指導者はいません。

100人部員がいればその100人すべての選手に上手になってほしいと思っているはずです。

しかし選手には事実そのように伝わっているのかは疑問です。

さらに指導者というのは、試合に勝たなくてはいけないという使命があります。

これらの葛藤を常に抱えながら、指導者は選手と接しています。

 

うまくなってほしい、試合に出て大活躍してほしい、しかし勝利を優先すると、使える選手と使えない選手が出てくる・・・

 

という葛藤が常に頭の中にあるのです。

選手も一つ大人になって、指導者のそんな葛藤を理解することも大切なのではないかと思います。

なかなか中学生や、高校生に理解を求めることは難しいのかもしれません。

しかし、指導者と選手との距離を縮めるためにも理解し合える部分は理解し合った方がメリットが多いと思うのです。

さらにこれが実現できれば、サインなどいらなくなるような意思疎通ができることも実現するのではないかと思います。

とにもかくにも、監督を含む指導者は、選手のことを第一に考えて、うまくなるために理不尽なこともいうかもしれません。

合理的ではないことをいうかもしれません。

納得いかないことばかりかもしれません。

しかしそれは選手一人一人のことを、チームのことを、勝利のことを第一に考えた結果だと思ってください。

選手側の言い分と指導者の言い分がマッチングすることはないかもしれません。

しかしできるだけ近づけようとすることはできるはずです。

その結果、相乗効果が生まれ、きっとチームの勝利につながります。

大人の付き合いで大人の野球ができるチームを目指してやっていくことが、関わる人間すべての成長につながります。

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