野球は練習をたくさんやれば上手くなるわけではない
そもそも人間の集中力は30分程度しか持続時間がないと言われています。
30分の練習後に集中力を取り戻すために20分の休憩が必要になります。
仮に6時間の練習を行うとすると、50分を1クールと考えれば7クールの練習が精一杯です。
人間は飽きやすい生き物で面倒くさがりです。
そして新しい環境に興味を持ち、変化を求める生き物です。
そのように考えると、野球界の練習は人間心理とはアンマッチになっています。
それにも関わらず「黙々と練習をし続けられる選手が上手くなる」という考え方が正当化されているため、練習をしない選手は「根性がない」と決めつけられます。
当然ながら、黙々と練習をした方が上手くなる選手がいることは事実でも、それと同じくらい新しい練習をどんどん切り替えてやった方が上手くなる選手も存在しています。
「たくさんの練習をして野球が上手くなること」が正義ではありません。
問題は「野球が上手くなるかどうか」です。
たくさんの練習をしても負ければ意味がなく、練習量を減らしても負ければ意味がありません。
つまり、
最終的には練習時間や練習内容は人それぞれでよく、結果が出るかどうかにフォーカスすべし
ということです。